ロームの新製品
2025-09-18 09:50:28

ロームが開発した低VF・低IRショットキーバリアダイオードの特長とは?

ロームが開発した新型ショットキーバリアダイオード



ローム株式会社(本社:京都市)は、革新的なショットキーバリアダイオード「RBE01VYM6AFH」を発表しました。この製品は、低VF(順方向電圧)と低IR(逆方向電流)を高次元で両立させており、特にADASカメラや各種高画素のイメージセンサを搭載したアプリケーションにおける信頼性の向上に寄与します。

新製品の特長



このショットキーバリアダイオードは、通常の整流用途で用いられる低VF特性を保護用途に適用するという革新的な発想から生まれました。過酷な環境条件においても高い性能を発揮し、VFが300mV未満、IRが20mA未満という仕様を達成しています。この特性により、アプリケーション停止時に生じる高い光起電圧による回路の破壊を防ぎつつ、動作中の熱暴走や誤動作のリスクを大幅に低減しています。

過酷な環境での性能



特に過酷な環境条件、具体的には温度が-40℃から125℃に達する場面でも、安定した性能を提供します。これにより、様々な運用条件下でも安心して利用できる製品となっています。また、次世代の電子機器設計に求められる信頼性の高い保護デバイスとして、車載カメラや産業機器、セキュリティ用途にまで幅広く対応しています。

コンパクトな設計



この製品のパッケージには、2.5mm x 1.4mmの小型フラットリードタイプであるSOD-323HEが採用されています。これにより、狭小スペースへの実装が必要なさまざまなアプリケーションに柔軟に対応可能です。特に、自動車産業の進化とともにますます小型化が進む中、重要な役割を果たすことが期待されています。

安定した供給体制



ロームは、「RBE01VYM6AFH」を安定的に供給する体制を整え、早くも量産供給を開始しています。サンプル価格は130円(税抜)で、インターネットを通じて多くの商社からも購入することができます。これには、チップワンストップやコアスタッフオンライン、DigiKey、Mouser、Farnellなどが含まれます。

今後の展開



ロームは今後、小型パッケージのラインアップ展開を進め、市場のニーズに応えるための取り組みを強化していく考えです。特に、ADASカメラやスマートインターホン、防犯用カメラ、IoTデバイスなど、イメージセンサを搭載するさまざまなアプリケーションへの導入を進めていく予定です。これにより、次世代の保護ソリューションとしての地位を確立していくことでしょう。

私たちの生活がますます高度化していく中、こうした革新的な技術がどのように私たちの生活を支えていくのか、今後も注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
ローム株式会社
住所
京都府京都市右京区西院溝崎町21
電話番号
075-311-2121

トピックス(IT)

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