京セラギャラリーで特別展「表現のそれから」を開催、アートと障害の交差点を描く

京セラギャラリー特別展「表現のそれから」オープンが迫る

京セラ株式会社、京都府、art space co-jin（きょうと障害者文化芸術推進機構）は、京都市伏見区に位置する京セラ本社ビル1階の京セラギャラリーで、2025年6月7日から7月26日までの約40日間にわたり特別展「表現のそれから－アートと障害のアーカイブ・京都－」を開催します。この展覧会は、障がいのあるアーティストたちの作品を通じて、彼らの表現力を理解し、共有するための貴重な機会です。

展示内容について

本展覧会では、登録された23名の作家による絵画、写真、立体造形など、多彩な作品を一堂に展示します。また、制作に関連する映像資料や未公開作品も初めて公開されます。出展予定の作品には、木村全彦氏の「ブルートレイン」や、藤橋貴之氏の「音楽の旅」といった魅力的な作品が含まれています。

京セラギャラリーは、障がいのある若手作家たちが自身の才能を発揮する場を創出することを使命としており、この特別展を通じて、アートが持つ可能性を広げ、さらなる理解を促進します。art space co-jinは、障がいのある方々の作品をデジタルアーカイブし、オンライン上での公開を行っており、今回の共同開催により、アートを介しての繋がりを深めることを目指しています。

開催概要

会期: 2025年6月7日（土）〜7月26日（土）
開館時間: 10:00〜17:00（入館は16:30まで）
入館料: 無料（個人見学は予約不要、10名以上の団体は事前予約が必要）
展示数: 約100点（ロビー展示を含む）

会場は京セラ本社ビル1階に位置し、周囲の皆様が気軽に立ち寄れる場所です。週末や祝日には閉館となるため、訪問の際は注意が必要です。京セラ、京都府、art space co-jinの共催により、展覧会の準備が進み、多くの人々にお越しいただけることを期待しています。

お楽しみの関連イベント

さらに、特別展に合わせて親子向けのワークショップ「大切なものをアーカイブする」も開催予定です。このワークショップでは、自分にとって特別な物を持参し、観察・記録したのちにデジタルアーカイブ用の機材を使って写真を撮影する体験ができます。アートを通じて思い出を記録する貴重な機会となるでしょう。この詳細については、こちらをご覧ください。

art space co-jinについて

art space co-jinは、2015年に設立され、文化芸術を通じて多様性を尊重し、共生社会の実現を目指す組織です。障がいのある人々の作品と表現を集約し、デジタルアーカイブするプロジェクトを展開しています。また、イベントやワークショップを通じて、芸術に関する理解を深める活動も行っています。すべての人々にアートを楽しむ機会を提供し、障がい者の文化芸術活動を支援しています。

この特別展を通じて、アートと障がいの接点がより多くの人々に広がることを願っています。皆様のご来館を心よりお待ちしております。