首都圏コロケーション
2021-11-17 13:10:01
MCデジタル・リアルティ、首都圏にコロケーションサービスを導入|デジタルインフラの新たな一歩
MCデジタル・リアルティ、首都圏でコロケーションサービスを開始
MCデジタル・リアルティは、首都圏において新たにコロケーションサービスを提供することを発表しました。同社はこれまで、大手クラウド企業向けに大規模なデータセンターを運営してきましたが、2020年4月の大阪KIX11データセンターから一般企業向けにサービスを展開しており、今回その範囲を首都圏にも広げることになりました。
東京データ集積の現状
最近のData Gravity Index™ (DGx)レポートによると、東京はロンドンに次いで世界屈指のデータ集積地となっています。このため、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)のニーズに応えるべく、コロケーションサービスとパブリッククラウドを併用するハイブリッドクラウドの利用が増加しています。特に、東京では企業のデータトランザクションが増大しており、デジタルインフラの再構築が求められています。
コロケーションサービスの詳細
MCデジタル・リアルティは、首都圏におけるコロケーションサービスNRT10の詳細を発表しました。このデータセンターは、約250ラックのスペースを提供し、サーバー用電力容量は1,500kWに達します。また、標準ラックサイズはW700mm×D1,200mmです。
加えて、リモートハンドというサービスを通じて、24時間365日、日本語と英語のサポートが提供され、遠隔からの作業も可能です。さらに、サービスエクスチェンジを利用することで、パブリッククラウドや当社のグローバルデータセンターへの接続もスムーズに行えます。
メトロコネクトの導入
新たに導入されるメトロコネクトは、首都圏NRTデータセンターキャンパスと東京都江東区、ならびに関西圏KIXデータセンターキャンパスと大阪市中心部を結びます。これにより、企業は100Mbpsから100Gbpsの帯域でデータセンターへ接続でき、都心のデータセンターを利用しながらも柔軟な拡張性を確保できます。
MCデジタル・リアルティの手塚万峰社長は、コロケーションサービスとメトロコネクトの開始について、企業が必要とする高品質なデータセンターを提供できることを強調しました。また、彼は、デジタルインフラの活用において柔軟性を高めることができると述べています。
Coltテクノロジーサービスとの連携
メトロコネクト向けにファイバー提供を行うColtテクノロジーサービスの星野社長は、MCデジタル・リアルティとの密接な連携を強調しました。特に日本国内でデータセンターの需要が高まる中、Coltの高品質なネットワークサービスとMCデジタル・リアルティのサービスを組み合わせることで、日本企業のデジタルトランスフォーメーションに貢献できると述べています。
会社概要
MCデジタル・リアルティ株式会社は、三菱商事とDigital Realtyの共同出資により2017年に設立されました。データセンター業界をリードし、高い堅牢性とセキュリティを提供することを通じて社会の発展に寄与することを目指しています。今後もデータセンタープラットフォームの強化を進め、一般企業のDXを積極的に支援していく方針です。
会社情報
- 会社名
-
MCデジタル・リアルティ株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門1-3-1東京虎ノ門グローバルスクエア12階
- 電話番号
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03-3519-3500