TCJグローバルとインドネシアの日本語教育機関の提携
株式会社TCJグローバルが新たにインドネシアの日本語教育機関LPK Akira Global Andalan(以下、Akira社)と業務提携を締結し、外国人材の採用支援を拡充することが発表されました。この提携は、2025年8月28日をもって正式に開始され、日本国内での法人企業への外国人材紹介サービスの提供強化が期待されています。
提携の背景
1988年に設立されたTCJグローバルは、80か国以上から留学生や就労者を対象に高品質な日本語教育を提供してきた豊富な実績があります。また、日本語教師養成機関としても業界のトップクラスであり、ISO29991:2020の認証を取得しています。近年、日本国内における労働力不足が深刻化する中、特定技能を持つ外国人材の受け入れが急務となっております。
このニーズに応えるべく、TCJグローバルは長年の日本語教育・人材育成の経験と現地パートナーとの連携を生かし、多様な人材ニーズに応じた紹介サービスを展開する方針です。
インドネシア人材の魅力
インドネシアは2025年時点で約2億8,572万人の人口を抱え、世界第4位の規模を誇ります。生産年齢人口は68%を占め、平均年齢は約30歳と、豊富な若年労働力が期待されています。また、インドネシアから海外へ働きに出る人材は約900万人に上り、アジア地域で最大の送り出し国となっています。
特定技能分野においても、インドネシア人は介護や外食・宿泊業、農業など多岐にわたる職種での合格者が多く、日本語試験を受験する機会も増加しています。2021年の時点で日本語学習者数が約71万人というデータもあり、親日的な文化背景と高い就労志向から、多くのインドネシア人が日本での働き方を望んでいます。
提携内容の詳細
TCJグローバルの新たな提携では、以下のような内容が予定されています。
1. 日本語学習教材の提供と教師養成の支援:現地での日本語教育の質を向上させ、安定した教育体制を築く。
2. 日本での就労・留学を希望するインドネシア人材への支援:日本の職場文化や生活への適応支援を含む、トータルサポートを提供。
3. 日本国内の法人企業向けに即戦力となる外国人材の紹介を行い、特定技能やその他の分野での人材確保を支援。
未来への展望
TCJグローバルは、これまでも日本語教育のグローバルリーダーとしての立場を確立してきました。インドネシアでの日本語教育や人材紹介サービスの提供を通じて、市場シェアの拡大を図るとともに、中長期的にはさらなる海外市場の開発を目指します。日本語教育の発展を通じて社会問題の解決に寄与し、企業価値の向上にも努める方針です。
会社概要
- - 会社名: 株式会社TCJグローバル(旧東京中央日本語学院)
- - 所在地: 東京都新宿区信濃町35煉瓦館2F
- - 代表者: 中澤 匠
- - 事業内容: 外国人留学生向け日本語コースの運営、日本語教師養成事業、人材紹介事業など
- - URL: TCJグローバル公式サイト
今回の提携は、日本国内の企業に新たな価値を提供すると同時に、インドネシアの若い人材に多くの教育・就労機会を提供することが期待されています。