ジョンソン・エンド・ジョンソン、日本初のヘルスケアコンテスト結果発表
ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループは、人生100年時代に向けた健康寿命の延伸を目的に、ヘルスケアイノベーションを促進するビジネスコンテスト「ジャパン・スマート・ヘルシー・エイジング・クイックファイアー・チャレンジ」を日本で初めて行いました。このコンテストでは、特に優れたアイデアを持つ企業の受賞者4社を発表しました。
受賞企業は、以下のような革新的なアプローチを展開しています。
1.
BrilliantStrings Therapeutics(アメリカ): 組織の治癒を促す新しい医療機器を提供する企業で、機能性生物製剤の直接投与による治療法を提案しています。詳細は
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2.
Kinexcs(シンガポール): AIを活用した健康プラットフォームを提供し、患者の回復管理をサポートするウェアラブルデバイスを展開しています。患者が自宅で快適に回復できることを目的としたアプリ「KIMIA Recover」を提供。詳細は
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3.
Oculotix(アメリカ): AIを駆使して眼内レンズの選択を最適化するソフトウェアを開発し、患者の視力回復に貢献する企業。詳細は
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4.
Qure.ai(インド): ディープラーニング技術を利用した画像診断ソリューションを提供し、X線やCTスキャンの自動診断を行い、神経や呼吸器等の健康管理を改善します。詳細は
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各受賞者には、合計30万ドルの助成金に加え、ジョンソン・エンド・ジョンソンのビジネスインキュベーション施設「JLABS Asia Pacificコミュニティ」へのバーチャルアクセスが提供されます。さらに、JLABS@上海でのデスク利用権や専門家によるメンターシップも受けられます。
このコンテストは、日本におけるヘルスケアイノベーションの促進を目的としており、特に6月10日を「ヘルスケアオープンイノベーションデー」と定めて、さらなる推進を図ります。 この日の発表に向けて、ジョンソン・エンド・ジョンソンのグローバル責任者であるメリンダ・リヒター氏もコメントを寄せており、患者にとっての変革を実現するためのエコシステムの構築に力を入れるとしています。 日本国内では高齢化が進んでいることから、これらの受賞企業のアイデアは、患者の生活の質の向上に大きく寄与する可能性を秘めています。
私たちの社会が直面する健康寿命の延伸という課題に対し、今後もこうした革新的な取り組みが進むことが期待されます。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、これからもリソースやアイデアを集結して、高齢化社会のニーズに応える努力を続けていくと強調しました。特に、平均寿命と健康寿命の差を縮める施策や取り組みが急務とされている中、企業のイノベーションが重要な役割を果たすことが期待されています。