万博で日立の冷媒
2025-04-10 11:42:40

大阪・関西万博で環境に配慮した日立の新冷媒を採用

環境に優しい選択肢:大阪・関西万博での新技術



2025年に開催される日本国際博覧会、大阪・関西万博。この万博会場内において、日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立GLS)が展開するセブン-イレブン店舗にて、最新の環境対応技術が利用されることになりました。それは、グリーン冷媒R474Bを活用した日立のコンデンシングユニットです。

グリーン冷媒R474Bとはどのような冷媒か?



グリーン冷媒R474Bは、従来の冷媒であるHFC(ハイドロフルオロカーボン)とは異なり、モントリオール議定書のキガリ改正において規制された物質ではありません。この新しい冷媒は、地球温暖化係数(GWP)が「0」であるため、従来の冷媒と比較しても環境への貢献が期待されます。実際、冷媒R448AではGWPが「1390」と高い数値でしたが、R474Bはその影響ゼロの性能を発揮します。

食品流通業界の環境対応の進展



国内の食品流通業界では、近年、地球温暖化対策が一層重視されるようになり、環境関連規制も厳格化されています。セブン-イレブン店舗では、この流れを受けて、環境に優しい設備を導入し、持続可能なビジネスモデルにシフトしています。

日立GLSの新しいコンデンシングユニットは、万博会場内のセブン-イレブンに設置され、商品陳列用冷蔵ケースと連動して作動します。この取り組みにより、店舗運営を通じて、より環境負荷の少ない冷却システムの実現が図られています。

特徴と利点



この新型ユニットは、環境負荷を大幅に低減するだけでなく、さまざまな利点を持っています。まず、オゾン破壊係数(ODP)が「0」であるため、気候変動に悪影響を与えません。また、エネルギー効率が高く、維持管理コストも抑えられる点が挙げられます。

さらに、既存の配管を活用できるため、新たな設備工事時のコストや工期を削減することが可能です。同時に、グリーン冷媒R474Bを使用した機器はフロン排出抑制法の適用外となるため、法的な対応の手間も軽減されます。

環境への責任を果たす



日立は、冷凍・空調機器の供給を通じて、環境への負荷を低減し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。大阪・関西万博という国際的な舞台で、環境に配慮した技術を証明することは、企業にとっても重要な意味を持つでしょう。

このように、大阪・関西万博での新しい取り組みは、環境に優しい未来へ向けた一歩となることでしょう。日立の技術が、今後の食品流通業界のさらなる革新につながることを期待しています。


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会社情報

会社名
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
住所
東京都港区西新橋二丁目15番12号日立愛宕別館
電話番号
03-3502-2111

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