IDOM CaaS Technologyが新たな資金調達を実施
株式会社IDOM CaaS Technology(以下ICT)は、レオス・キャピタルワークスが運営する公募投資信託を通じて、3.5億円の資金を調達しました。この資金は、第三者割当増資によって得られたもので、新しい株主として「ひふみスタートアップ投資事業有限責任組合」が加わる形となっています。今回の調達により、ICTは新たに国内のクロスオーバーファンドに組入れられ、一般の投資家も投資信託経由でICTへの投資が可能となることから、これまで以上に多くの個人投資家との関係構築が期待されています。
資金調達の背景と目的
今年の8月に実施されたファーストクローズに続く今回の資金調達は、ICTの成長を加速させるための重要なステップと位置付けられています。具体的には、調達資金を用いて以下の2つの施策を推進します。
1.
IoTデバイスとシステムのモデル開発 - 独自の与信審査による車両提供スキームを高度化し、未来のカーライフを見据えた新しいシステムを開発します。
2.
サービス提供拠点の拡大 - より多くの顧客にサービスを届けるため、拠点を増やし、リーチを広げます。
この資金調達により、ICTは安定した基盤を構築し、ユーザーへのサービス提供範囲の拡大を目指します。
レオス・キャピタルワークスのコメント
レオス・キャピタルワークスの代表取締役社長 藤野英人氏は、「ICTは『マイ・カーライフを、すべての人に。』というビジョンを掲げ、独自の与信システムを活用して多くの人々に柔軟なカーライフを提供している」とコメント。在籍する社員は自動車業界に精通し、営業KPIを高水準に維持していることも高く評価しました。COVID-19の影響を受けた医療従事者への車両無償提供など、社会的意義の高い取り組みも行っているICTの活動に強い期待が寄せられています。
同社のファンドマネージャー 松本凌佳氏は、ICTが市場に提供する新しい車両流通モデルが収益性と社会的意義を両立させていることを強調。日本の自動車ローンの通過率低下を解決する取り組みが、多くの人々に新しい可能性を提供していると述べています。
代表者の挨拶
山畑直樹代表取締役社長は、「今回の資金調達により、私たちはよりダイナミックな成長を実現していく」と力強く語りました。クルマと人との新しい関係を築くため、《乗りたい、を叶え、乗れない、をなくす》というビジョンを掲げ、さらなる発展を目指しています。国際情勢や経済変動などが続く中、協力関係の構築やサービスの改善に力を入れ、顧客の期待に応えていく姿勢が感じられます。
会社概要
- - 商号:株式会社IDOM CaaS Technology(イドム カース テクノロジー)
- - 設立:2020年4月
- - 代表者:山畑直樹
- - 事業内容:CaaS(カーリース、レンタカー、カーシェアリング)事業
- - 所在地:東京都渋谷区神南一丁目19番4号
- - 公式サイト: 公式ウェブサイト
このたびの資金調達が、ICTの成長にどのように寄与するのか期待が高まります。今後の動向に注目です。