遺伝情報取扱協会が認定個人情報保護団体に認定される

2022年7月20日、一般社団法人遺伝情報取扱協会（AGI）は、認定個人情報保護団体としての資格を取得しました。

この認定は、令和4年4月から施行された改正個人情報保護法に基づくものであり、業務の範囲を制限した新たな認定カテゴリーにおいて、初めてのケースとなります。この背景には、個人情報保護に関する厳格な基準が求められる社会的ニーズが存在しています。

AGIは、個人遺伝情報というセンシティブなデータを取り扱う業界団体として、消費者からの信頼を得ることの重要性を認識しています。この認定を機に、専門的な知見に基づいた自主基準の策定に努め、より安全で安心なサービスを提供するための取り組みを強化していく方針を示しました。

認定の手交式が行われた令和4年8月29日には、AGIの別所理事長をはじめ、個人情報保護委員会の関係者が出席し、認定通知文書が手交されました。写真には、左から大星企画官、香月参事官、丹野委員長、別所理事長、佐藤理事、城戸事務局長の姿が写っており、全員が撮影時のみマスクを外している様子が伺えます。

AGIでは、遺伝情報に関わる企業の皆様にこの認定制度への参加を呼びかけ、より良い社会規範の策定に貢献することを期待しています。特に、消費者の皆様が安心して遺伝情報に関するサービスを受けることができるよう、業界全体の基準向上を目指して取り組んでいく方針です。

今回の認定により、AGIは個人遺伝情報を扱う企業の信頼性を高め、消費者に対する責任を果たす重要な役割を果たすことが求められています。今後、AGIがどのような具体的な施策を進めるのか、引き続き注目していきましょう。

詳細な情報に関する資料は、個人情報保護委員会の公式ホームページにて確認可能ですので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。