「こども万博」記者発表会が大阪で開催
2025年に大阪で開催される「こども万博」の記者発表会が、2023年3月27日(木)に大阪・なんばの「eスタジアムなんば本店」で行われました。このイベントは、地域課題の解決を図る株式会社Meta Osaka、ママコミュニティを運営する株式会社ママそら、さらに子ども向け知育アプリを展開する株式会社キッズスターが協力して実施されたものです。この発表会において、参加した子どもたちが自身の夢を発表し、大人の記者と同様の形式で体験する機会を得ました。
企画の意義
最近のマスコミは、不祥事の会見が多く取り上げられていますが、記者会見の本来の役割は新しい取り組みや夢の実現を共有する場です。「こども万博」は、子どもたちが主体的に参加することで、彼らのアイデアや挑戦を大人がサポートする姿勢が求められています。今回の記者発表会はその一環として意義深いものでした。
夢スピーチの様子
発表会では、子どもたちが自分の将来の夢について語りました。初めに発表したのは、7歳のそうたさん。「先生、ゲームクリエイター、寿司職人」という3つの夢を堂々と発表し、会場の注目を集めました。続いて8歳のあやはさんが「イラストレーターになりたい」と語り、彼女の描いたカラフルなキャラクターを手に、思いを熱心に伝えました。
9歳のひろとさんも、自身の夢として「マジシャンになりたい」と発表。その夢を実現するために、日々練習を重ねていることを明かしました。子どもたちの発表は会場全体を熱気で包み、大人たちも真剣に耳を傾けました。
質疑応答セッション
夢のスピーチの後には、子どもたち自らが質問をする「質疑応答」のコーナーが設けられました。子ども記者たちが、大人の登壇者たちに熱心に質問を投げかける様子はとても印象的でした。たとえば、「村づくりの理由」や「こども万博で最も大切にしていること」など、大人顔負けの鋭い質問が飛び交いました。
一方で、大人の記者たちからも子どもスピーカーへの質問があり、「夢を見つけたきっかけは?」や「万博のステージで何をやりたいか?」など、子どもたちが自らの言葉で答える姿が見られました。緊張しながらも、彼らはそれぞれ自分の夢について具体的に語り、お互いの意見を尊重し合う姿が印象的でした。
終了後の感想
イベント終了後、参加した子どもの一人は、「発表時に気をつけることや、どうやって思いを伝えるかを学び、また機会があれば参加したい」と感想を述べました。このように、子どもたちが大人と真剣に向き合い、対話を深める機会を持つことは非常に重要です。
今後の展望
こども万博の実行委員長、手塚麻里氏は、将来を担う子どもたちには自分の考えを整理し、社会にしっかり伝える力が必要だと述べています。この取り組みは2022年に始まり、段階的に全国規模へと拡大しています。今後も「こども万博」を通じて、子どもたちの夢を社会に届け、双方向のコミュニケーションを促進していくことでしょう。
こども万博の概要
「こども万博」は、2025年10月10日と11日の2日間、EXPOメッセ「WASSE」にて開催される予定です。主催はこども万博実行委員会で、入場料は無料(一部有料)です。来場者数は5000名を見込んでおり、地域に根ざしながらも全国規模での活動へと成長していきます。詳細は公式サイトをご覧ください。
このように、「こども万博」の記者発表会は、子どもたちの声を尊重し、夢を語る場を提供するだけでなく、未来を見据えた立派な試みとして多くの期待を集めています。