福岡県糟屋郡における大型物流プロジェクトの始動

福岡県糟屋郡に新たな物流拠点が誕生

福岡県糟屋郡新宮町で、シービーアールイー株式会社（CBRE）が西部ガス都市開発株式会社と連携し、大型賃貸物流施設の建設プロジェクトを推進することが明らかになりました。この施設は2025年の夏に着工予定で、地域の物流業界に新たな活力をもたらすことが期待されています。

本プロジェクトのスタートは、西部ガスグループが使用していた自社施設の移転に伴う物流開発の相談から始まりました。CBREはそのニーズに応じて、グループ会社であるターナー&タウンゼントと協力し、詳細なマーケット調査を行い、基本計画を策定しました。その結果、当該地の不動産価値を最大化するためのプランが完成しました。

計画には、地域の地場投資家や金融機関が出資する特別目的会社（SPC）の設立も含まれており、より強固な事業スキームが構築されています。CBREのアセットマネジメントチームはこの過程を主導し、今後の開発や施工フェーズでも、計画、設計、入札、施工、維持管理の各段階で、品質、コスト、スケジュールの徹底した管理をサポートする予定です。

新宮町は福岡市に近く、交通の要衝として知られるエリアです。最近では、周辺の物流施設開発が活発化しており、新たなインターチェンジ設置の調査や都市計画道路の整備が進んでいます。このような背景の中で、CBREと西部ガス都市開発の共同プロジェクトは、地域の物流拠点としての発展が非常に期待されています。

特に注目すべきは、西部ガス都市開発にとって初の物流施設開発がこのプロジェクトである点です。この取り組みは、同社が不動産事業領域を拡大し、保有資産の価値を最大化するための戦略的なステップの一環となっています。

CBREは地域社会とともに成長することを目指し、アセットファイナンスを駆使して、不動産開発の知見を活かした魅力的かつ戦略的な取引機会を生み出すことに努めています。今後も地域の活性化に寄与し、開発事業を推進していく方針です。

さらなる発展へ向けて

このプロジェクトは、福岡県内の物流施設の需要が高まる中、新たな機会を提供します。完成後にはCBREの物流リーシング部門が施設の賃貸業務を担当し、地域の企業に対して最適な物流スペースを供給することが期待されます。

完成イメージに関しても興味を持つ方が多いことでしょう。具体的な施設のディテールはプロジェクトの進行と共に発表される予定です。最先端の物流施設は、地域経済の成長をけん引する要素となるでしょう。

このプロジェクトに関するお問い合わせは、CBREのアセットマネジメント部までお気軽にご連絡ください。