伊勢シーパラダイスでデジタルアート展示「浜参宮」開催
伊勢市の伝統的な文化を新たな形で体験できるデジタルアート展示が、2026年3月1日に伊勢シーパラダイスで開始されます。プロジェクトは、株式会社NTT ArtTechnologyの企画・制作により、株式会社JTBから委託を受けたもので、伊勢市の魅力を広める「ISE Digital ART PROJECT」として位置づけられています。
プロジェクトの背景
e令和15年(2033年)の「神宮式年遷宮」を控え、伊勢市は来訪者の増加が期待されていますが、訪問者は主に伊勢神宮内宮に集中しています。これを解決するために、地域全体への観光周遊促進が求められており、特に二見浦から始まる「浜参宮」ルートの文化的価値を伝えることが不可欠です。デジタルアートを活用して、伝統的な「お伊勢参り」のストーリーを再構築し、訪れる人々にその魅力を伝えようとしています。
展示の内容
展示は、伊勢シーパラダイスの大水槽を舞台に構成され、伊勢信仰の「海」や「禊」の意味を体感できるインスタレーションとなっています。来訪者は臨場感あふれる空間で、伊勢の文化と歴史を身近に感じることができます。プロジェクトでは、伊勢に関連する文化財をデジタル化し、現代的な視点からその物語を表現することで、新しいお伊勢参りの体験が提供されます。
映像作品の魅力
特に注目すべきは、展示の中核となる映像作品です。この作品では、江戸時代の「お伊勢参り」の賑わいといった歴史を、物語のある映像として表現。二見浦での「浜参宮」から内宮に至る歴史的な参拝ルートが紹介され、来館者は伊勢の強い文化的つながりを感じることができるでしょう。映像制作は株式会社ネイキッドが手掛け、実際の海の生き物と映像、音楽が一体となる演出によって、まるで歴史の中にいるような体験が期待されます。
プロジェクトの役割分担
本プロジェクトは、各社が明確に役割を分担しています。JTBが全体の統括、プロモーション、関連商品の企画を担う中、伊勢夫婦岩パラダイスは施設の運営を行います。NTT ArtTechnologyは、文化財の選定からデジタル化、展示企画を担当し、ネイキッドがデジタルコンテンツを企画・制作します。
展示の今後の展開
本展示は2026年3月からのスタートを切った後も、令和15年の式年遷宮に向けて継続的に展開が計画されています。3年ごとのコンテンツ更新もあり、将来的には広域周遊事業の展開も視野に入れており、伊勢志摩全体の観光振興に寄与する活動が期待されています。地域全体での観光促進を目指し、訪れた人々にとって魅力的な体験を提供するための取り組みが進む中、このデジタルアート展示は今後の伊勢市にとって重要な一歩となるでしょう。