総研大とアカリクが連携
2025-04-04 15:24:33

総合研究大学院大学とアカリクが連携協定を締結しキャリア支援を強化

2025年4月1日、神奈川県三浦郡葉山町にある総合研究大学院大学(以下、総研大)は、東京都渋谷区の株式会社アカリクと連携協力に関する協定を結びました。この協定により、総研大の在学生や修了者向けにキャリア開発ならびに就職支援サービスを相互に提供する体制が整います。

目指す人材育成と社会貢献


総研大とアカリクは、科学技術やイノベーションに積極的に寄与する博士人材を育てることを重視しています。これにより、社会全体の発展に貢献することを目的としています。情報や技術が急速に進化する現代において、高度な専門知識を持った人材の需要はますます高まっています。このような背景を受けて、両者の連携を通じて、大学院生に必要なスキルや知識を深めていくことが求められます。

調印式とトップ対談


この協定の締結にあたっては、葉山キャンパスにて調印式が行われ、総研大の学長である永田敬氏とアカリクの代表取締役山田諒氏がトップ対談を実施しました。対談では、双方が育成したい博士人材や、博士と学士・修士人材との違いについて意見を交わしました。また、博士人材が今後どのような新たな分野で活躍できるのか、また両者のさらなる連携に対する期待についても話し合われました。

提供するキャリア支援施策


この協定に基づき、総研大とアカリクは以下のキャリア支援施策を展開する予定です。
  • - 博士学生専用の就職相談窓口を設置
  • - キャリアセミナーの開催(企業就職や起業に関する内容)
  • - 能力開発を目的としたワークショップの企画と運営

これらの取り組みを通じて、博士学生が多様なキャリア選択肢を見出し、社会でその能力を最大限に発揮できることを目指しています。

協定締結の背景


博士人材を育成することが国家や産業界から強く期待されている現代、総研大は新たな取り組みを開始しました。特に、科学技術振興機構が支援する「次世代研究者挑戦的研究プログラム」により、博士人生のキャリアパスを拡げる意義は非常に大きいといえます。

実際、総研大は、全国に広がる大学共同利用機関を活用し、世界トップレベルの研究環境を提供しています。また、学生は一般的な大学院生よりも早く研究者として成長する機会が与えられています。しかし、アカデミア以外の道を考える機会に恵まれなかった学生も多く、総研大としてはその支援体制が不足しているという現状もありました。

未来の博士人材を育てるために


新たに構築されるキャリア支援施策によって、学生はアカデミック以外のキャリアも選択できるようになり、更に多くの優秀な学生が博士課程に進む動機を高めることにもつながります。これにより、将来的に社会において博士人材がより多くの場面で活躍することが期待されます。

総合研究大学院大学とアカリクの紹介


総合研究大学院大学(通称:総研大)は、1988年に設立され、世界最高水準の学術研究と教育を提供する国立独立大学院です。国内外の研究者との共同研究を通じて高度な専門的教育が行われています。一方、株式会社アカリクは、2006年に設立され、大学院生とポスドク向けの就職情報サイトを運営し、キャリアセミナーや人材紹介を行っている企業です。

今後の展望として、両者の協力が博士人材の大きな可能性を広げ、社会的な貢献につながることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社アカリク
住所
東京都渋谷区渋谷2-1-5青山第一田中ビル2階
電話番号
03-5464-2125

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