3Dモデル生成の新技術
2019-02-27 08:18:06
シリコンバレーと日本のベンチャーが手を組みAR技術を革新する!
シリコンバレーのThreedy.aiとLivingStyleの業務提携
最近、シリコンバレーを拠点とするベンチャー企業Threedy.aiが、日本のLivingStyleと業務提携を結びました。この提携により、AR体験に利用できる3D CGモデルをEC用の写真のみから生成する新しい技術が開発されました。
Threedy.aiの革新的な技術
Threedy.aiは、元Appleの社員やStanfordのPhDホルダーで構成されているチームによって運営されています。彼らは、EC用の写真とサイズ情報をもとに、CGデザイナーが作成するのと同じレベルのクオリティではないものの、AR体験を楽しめるクオリティの3Dモデルを迅速かつ低コストで大量に生成する技術を開発しました。この新しい技術は、画像認識や機械学習、人工知能を駆使することで実現されています。
特に、EC業界では商品の理解を深めるために、AR技術を用いたショッピング体験が求められています。しかし、従来の方法では3Dモデルを作成するのに多くの時間と費用がかかっていました。Threedy.aiの技術はその制約を解消し、より多くの人々がAR体験を享受できる方向へと導いています。
LivingStyleのRoomCo AR
一方、LivingStyleは、AR技術を用いたルーム・コーディネートアプリ『RoomCo AR』を開発しています。このアプリは、スマートフォンを通じてユーザーが自分の部屋に家具や雑貨を実際に置いてみる感覚を提供するものです。20以上のブランドから提供されているインテリア商品データを収録しており、ユーザーはサイズや色を確認しながら実際にコーディネートを試すことができます。
このアプリは、ユーザーが自分の部屋に合う商品を見つける手助けをし、購入の意思決定をサポートする重要なツールとなっています。
AR技術の普及が期待される
近年、アメリカの大手ECサイトもAR技術を積極的に活用し始めています。例えば、HouzzやWayfairなどはARを通じて商品の魅力を引き出し、Houzzは導入後に約11倍の効果があったと報告しています。こうした実績が示す通り、AR技術は今後ますます広がりを見せるでしょう。
SV Frontierは、Threedy.aiとLivingStyleの事業開発を支援することで、この新しいAR技術をEC市場に広め、さらなる発展を目指しています。今後は、家具や雑貨のECにおいて、ARを活用したショッピング体験の向上に向けて、国内の大手ブランドとの連携も進めていく予定です。
まとめ
これからのEC市場では、AR技術を駆使したよりインタラクティブなショッピング体験が求められます。Threedy.aiとLivingStyleの提携により、更新された技術が多くのユーザーに受け入れられることを期待しています。今後の動向にも注目が集まります。
会社情報
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株式会社SV FRONTIER
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