アンリツ、5G認証試験対応強化
2024-07-19 09:54:37

アンリツ、ワンボックステスタで5G通信デバイスのRF/プロトコル認証試験に対応 - 設備投資最適化を実現

アンリツ、ワンボックステスタで5G通信デバイスのRF/プロトコル認証試験に対応 - 設備投資の最適化を実現



アンリツ株式会社は、5G通信デバイスのRF認証試験とプロトコル認証試験の両方に、1台のワンボックステスタで対応することを発表しました。これにより、5G通信デバイスの認証試験における設備投資を最適化できるようになります。

従来、RF認証試験とプロトコル認証試験を行うには、それぞれ異なるハードウェア構成のワンボックステスタが必要でした。しかし今回の機能拡張により、1台のワンボックステスタを共用し、アプリケーションを切り替えることで、両方の認証試験に対応できるようになりました。

具体的な対応内容は以下の通りです。

RF認証試験: New Radio RFコンフォーマンステストシステムME7873NR Lite Model
プロトコル認証試験: 5G NRモバイルデバイステストプラットフォームME7834NR Lite Model

新機能によるメリットは以下です。

設備投資の最適化: 従来は別々に購入する必要があったハードウェアを1台で済ませることが可能となり、設備投資を大幅に削減できます。
試験時間の短縮: ハードウェアの簡素化により、測定時間を約20%短縮することができます。
投資効率の最大化: すでにMT8000Aを所有している企業は、最小限の投資でRF/プロトコル認証試験を行うことができます。また、必要に応じてフル構成モデルにアップグレードすることも可能です。

ME7873NR Lite Modelは、以下の試験にも対応しています。

5G FR1[※1]TRx[※2]試験
Perf試験[※3]
RRM試験[※4]の一部

アンリツは、今後も5G通信デバイスの認証試験を効率化するための技術開発を進めていきます。

用語解説

[※1] FR1: Frequency Range 1の略。3GPPが定義する5G NRの周波数帯域のうち、410 MHz~7125 MHzのSub-6 GHz帯を示す。
[※2] TRx試験: RF (Radio Frequency)試験の内、Transmitter(Tx), Receiver(Rx)を組み合わせた造語。基地局と携帯端末間の送受信無線信号品質、例えば最大送信電力や最小受信感度などの試験が定義されている。
[※3] Perf試験: Perf(Performance)試験の略。フェージング環境下で、端末(UE)の復調性能を確認する試験。
[※4] RRM試験: Radio Resource Managementの略。基地局と携帯端末間の無線リソース制御、たとえば隣接基地局間のハンドオーバなどが正しく動作しているかを確認するための試験。

アンリツ株式会社について

アンリツ株式会社は、無線通信、光通信、マイクロ波/ミリ波、ネットワーク、デバイスなどの分野において、先進的な計測器、試験システム、ソリューションを提供するグローバル企業です。通信ネットワークの進化と発展に貢献しています。

関連情報

アンリツ株式会社ウェブサイト: https://www.anritsu.com/ja-jp/
MT8000A製品ページ: https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/MT8000A
ME7873NR製品ページ: https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/me7873nr
ME7834NR製品ページ: https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/me7834nr



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会社情報

会社名
アンリツ株式会社
住所
神奈川県厚木市恩名5-1-1
電話番号
046-223-1111

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