新見守りサービス
2025-09-12 09:50:26

高齢者の孤独死問題に立ち向かう新たな見守りサービス「つむサポ」

高齢者の孤独死問題



孤独死は、高齢化社会においてますます深刻な状況となっています。2024年には日本全国で76,020人が自宅で孤独死し、そのうち65歳以上の高齢者が76.4%を占めているというデータもあります。さらに、その中の約21,856件は、死後8日以上も発見されていないという現実が浮き彫りになっています。これらの統計データは、単身高齢者の安心・安全な生活環境の不足を示唆しています。

新サービス「つむサポ」



この状況を受け、株式会社つむぎシニアライフサポートと司法書士法人つむぎは、2025年9月から「つむサポ(みまもり)」を提供することを発表しました。このサービスは、誰でも利用できる包括的な見守りを目的としています。従来の見守りサービスでは、家族が緊急連絡先である必要があり、連絡先がない単身高齢者は利用できないという課題がありましたが、「つむサポ」ではその限界を打破しました。緊急連絡先を会社が引き受けることで、身寄りのない高齢者でも安心してサービスを利用できる仕組みが整いました。

サービス内容の充実



「つむサポ」は、ICTを活用した効率的な見守りと、介護や法律に関するサポートを統合したサービスを提供します。具体的には、異常を検知する技術を使用し、異常があれば迅速に対応が行われます。また、介護相談員が適切な相談対応を行い、必要に応じて介護福祉へと橋渡しします。さらに、司法書士が老後の法律問題に関する相談を受け付け、成年後見や相続、遺言に関連する事柄についてサポートを提供するなど、多岐にわたるサービスが一つの窓口で利用できます。

エンディングノートと定期確認



また、希望者にはエンディングノートが提供され、その保管も行います。定期的な生活状況確認も行われ、相談員からの電話チェックにより、高齢者の生活状況を常に把握する取り組みも含まれています。これにより孤独死を未然に防ぎ、万が一の事態が発生した場合でも早期の発見が可能になります。

料金体系について



サービスを利用する際の初期費用は5,500円で、月額料金はテラシテR利用時に1,540円となります。そのほか、クロネコ見守りサービスを利用する際は2,310円の月額費用がかかります。また、オプションサービス「つむサポPlus」により、定期的に生活状況の確認を行うプランも用意されており、月額1,000円から利用可能です。

今後の展望



「つむサポ」は、高齢者が尊厳を持って生活できる社会の実現に向けて、全国の自治体や介護事業者との連携を進めることで、見守りサービスをより広く普及させていくことを目指しています。サービス提供が始まる2025年には、新たな高齢者福祉のインフラとして位置付けられることを期待されています。

高齢者の孤独死という大きな課題に立ち向かう「つむサポ(みまもり)」が、より多くの高齢者に安心をもたらすことを願っています。詳細は公式ホームページをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社つむぎシニアライフサポート、司法書士法人つむぎ
住所
電話番号

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