三浦工務店の挑戦
2024-03-21 13:45:57

人手不足の建設業界で奮闘!三浦工務店、新卒大工6名獲得の秘訣とは?

人手不足の建設業界に一石!三浦工務店、新卒大工6名獲得の軌跡



近年、深刻な人手不足に悩む建設業界。特に大工職人は、高齢化と若手不足が深刻な問題となっています。しかし、福岡県に拠点を置く株式会社三浦工務店は、2024年4月に入社予定の新卒大工6名(外国人実習生2名を含む)を獲得するという快挙を成し遂げました。その背景には、同社が長年取り組んできた、労働環境の改善と若手育成への積極的な姿勢がありました。

魅力ある職場環境と育成体制



三浦工務店は、「働く環境」の整備を最重要課題として掲げ、社員の働きやすさを追求。具体的には、以下の施策が功を奏しました。

充実した福利厚生: 三浦工務店は、社員寮(弥永寮、須玖寮、惣利寮)を完備。県外からの応募者も安心して就労できる体制を整えています。
明確な評価制度: 生産性とやりがいを「見える化」した評価制度を導入。仕事毎の役割と担当を明確にし、頑張りを正当に評価することで、モチベーション向上に繋げています。毎年4月には経営計画発表会を開催し、全社員で会社の取り組みや方針、各部署の目標を共有。業務に対する意識向上を図っています。
継続的なスキルアップ支援: 定期的に開催される一級技能士講習会は、資格取得支援だけでなく、建築業界全体の地位向上と品質向上にも貢献。職人同士の交流や連携強化も目的としており、地域社会への貢献にも繋がっています。同社は、2018年には「2018年福岡県建設業構造改善推進大会」において県知事表彰、2019年には「令和元年度福岡県職業能力開発促進大会」において技能検定成績優秀合格者として表彰されるなど、その取り組みは高く評価されています。
活発な社内コミュニケーション: 部署の垣根を越えた交流を促進するため、忘年会や花見、社員旅行などを積極的に実施。若手社員の意見や異変にいち早く気付けるよう、コミュニケーションの場を大切にしています。

地域社会への貢献



三浦工務店は、単なる建設会社としてではなく、地域社会に貢献する企業として存在感を示しています。地元の工務店の職人さんも参加できる講習会を開催することで、建築業界全体の底上げに貢献。地域社会との繋がりを大切に、企業理念である「人を育てて町の幸せを創造する」を体現しています。

30年以上の歴史と未来への展望



平成元年に創業した三浦工務店は、30年以上にわたる歴史の中で、リーマンショックなどの困難な状況下でも、人材育成に力を入れてきました。その結果、現在では20名以上の社員大工と専属大工が在籍。代表取締役である三浦英喜氏の「職人は私の家族」という強い信念が、会社の成長を支えています。

まとめ



三浦工務店の成功事例は、建設業界における人手不足問題の解決策を示唆しています。働きやすい環境づくり、明確な評価制度、継続的なスキルアップ支援、活発な社内コミュニケーション、そして地域社会への貢献。これらの要素が三位一体となり、若手人材の獲得に繋がったと言えるでしょう。三浦工務店の取り組みは、建設業界全体の活性化に向けた一つのモデルケースとなる可能性を秘めています。

会社情報

会社名
株式会社三浦工務店
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前4丁目3番3号
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。