株式会社アンド・ディが特許取得!AIによる新しい調査技術
株式会社アンド・ディは、東京都港区に本社を置く企業で、新たな技術として「集計表統合システムおよびプログラム」の特許を取得しました。この技術は、時系列調査の集計や比較を自動化するもので、AIを駆使して変化する調査項目を識別・処理する能力を持っています。
時系列調査の課題
現代社会では、ビジネスの意思決定を迅速かつ高精度に行うことが求められています。その中で、時系列調査によるデータ比較は非常に重要です。しかし、調査が進むにつれデータの収集方法や項目に変化が生じるため、従来の集計システムでは困難が伴うことが多かったのです。たとえば、同じ目的を持つ調査でも、年月が経過するうちに必要とされるデータが変わることがあります。
これにより、異なるデータセットを統合するための機能が必要とされていました。しかし、従来の技術ではこの課題を克服することができなかったのです。
新技術の特長
アンド・ディが開発した新技術では、複数年度の調査結果を比較する際に、調査項目の増減や名称変更をAIが自動で識別します。これにより、時系列での情報比較が容易になり、大幅な作業時間の削減が期待できるのです。この技術の発展により、AIが名称変更を判断し、異なるデータセットの統合をサポートすることで、より高精度な比較表が作成可能となります。たとえば、過去と現在で異なるSNSの名称に関しても、自動的に同一同種のものとして扱うことができるのです。
2020年度と2025年度の間でのデータの変化を見てみると、地域やSNSの選択肢に対する追加や削除があり、それをAIが吸収し、効果的な比較を実現しています。
サービス化と今後の計画
この新技術は、株式会社アンド・ディが2024年12月にリリース予定のWebアンケートサービス「ニーヨン」にも搭載される予定です。このサービスでは、わずか5分間の設定で、24時間内にPowerPoint形式で結果レポートを取得できます。また、今後、この特許技術を基にした新しいパッケージの開発も計画されています。
「ニーヨン」では、複数種類のパッケージが用意されており、現在はブランド浸透度や購入者満足度など、さまざまな調査をウォッチすることが可能です。
企業情報
株式会社アンド・ディは、過去20年にわたり「リサーチコンシェルジュ」として多様なマーケティングニーズに対応してきました。また、AIやデータ活用に関する研究開発を行い、クライアントのニーズに応じたデータ分析サービスを提供しています。
本技術の導入により、アンド・ディはさらに市場に変革をもたらす存在になれることでしょう。