福岡大学薬学部生が総合防災訓練に参加
5月24日(日)、福岡市で行われた福岡県が主催する総合防災訓練に、福岡大学薬学部・健康危険管理薬学研究室の学生3名が参加しました。この訓練では、福岡県庁において警固断層帯を震源とする震度7の地震が発生したシナリオに基づき、実際の災害対応を想定した実践的な訓練が行われました。
学生たちは、県庁内に設置された保健医療調整本部の職員の役割を担い、福岡県薬剤師会から派遣された2名の災害薬事コーディネーターと連携しながら活動に参加しました。トレーニングでは、被災地域における保険薬局や医薬品卸業者の被災状況の確認や評価を行い、収集した情報を整理・分析する作業にも取り組みました。また、活動記録の作成も行い、実際の災害時に求められる業務の重要性を体感しました。
参加した中邑風貴さん(薬学部4年次生)は、「私たちの研究室で開発した災害時経時記録アプリであるD-CSSが役立ち、遠隔地の関係者との情報共有が効率的に行えました。実際の災害を想定した緊張感のある環境で経験を積むことができ、座学では得難い実践的な学びが得られました」と語っています。
D-CSS(Disaster-Chronology Sharing System)は、災害時の情報共有ツールで、更新された情報の共有、時系列に沿った情報の整理、上位本部への報告を目的としてます。特に、被災状況を写真で記録し、アプリを通じて迅速に共有する能力は、大きな利点とされています。
このように、参加学生たちは単に知識を深めるだけでなく、実際の災害時において即座に役立つスキルを体験的に習得することで、防災意識の向上を図りました。福岡大学薬学部の取り組みは、実践的な学びを通して未来の医療従事者としての技能を磨く貴重な機会となっています。今日の経験が将来の災害への準備に不可欠であることを改めて感じました。
訓練を通じて得た経験は、彼らの今後の学びや成長にとって重要な礎となるでしょう。今後も福岡大学薬学部は、地域社会に貢献するための教育活動を続けていくことでしょう。