多様な視点で評価を得る360度フィードバックの重要性とは

360度フィードバックによるエンゲージメント向上の構造

セミナー概要

先日、株式会社シーベースが主催したセミナーでは、360度フィードバックの活用に関する最新の知見が共有されました。このセミナーには、HR業界で活動する約100名が参加し、特に4つの企業からのゲストスピーカーによる具体的な成功事例に注目が集まりました。講演者には株式会社グロービスや株式会社ソラスト、株式会社ベネッセコーポレーション、SBIホールディングスの人事責任者が揃い、実際の実践例や課題、解決策について率直な議論が交わされました。

360度フィードバックの効果

360度フィードバックの最大の特徴は、多方面から評価を得ることができる点です。管理職やチームメンバーからのフィードバックを集約することで、自己認識や他者との認識ギャップを明確にし、成長への気づきを得ることができます。参加者は、「自己認識」と「他者認識」の差異を理解することで、さらなる成長の機会を得ることが重要であると強調しました。

エンゲージメントへの寄与

エンゲージメントは社員のやる気や職場への愛着を深め、業務の成果にも直結します。セミナーでの discussions では、360度フィードバックが理念の浸透やマネジメント能力の向上に結びつくことが確認され、これが組織文化の改善や生産性の向上に大きな影響を与えるとされました。

導入の際の注意点

ただし、360度フィードバックの導入には慎重な作業が求められます。フィードバックがうまく管理されない場合、社内の人間関係が悪化する可能性があるためです。目的を明確にし、フィードバックを受ける人々と提供する側にしっかりと説明を行うことで、安心してフィードバックを行える環境を構築することが求められます。

講演内容の詳細

基調講演では、シーベースの代表取締役社長、深井幹雄氏がエンゲージメントを更に高めるための要素と360度評価の活用可能性について述べました。また、HRクラウドシステム『スマレビ』のサービスを紹介し、具体的な活用法についても触れました。現代の急速な変化に対応するため、企業はどのように人材を維持し、成長を促すべきかがテーマでした。