訪問診療の未来を変える！クロスログとミーカンパニーの業務提携

在宅医療の変革に向けた業務提携

クロスログ株式会社が、ミーカンパニー株式会社と新たな業務提携を結びました。この提携の背景には、訪問診療のニーズの高まりと、それに伴う地域ごとの様々な医療環境の違いがあります。都市部では診療所の競争が激化する一方、地方では医療資源が不足しているという現状があり、持続可能な医療体制の構築が求められています。

クロスログは経営分析や紹介管理のプラットフォーム「CrossLog Report」を提供しており、その中にミーカンパニーが持つ医療・介護のデータベース「SCUEL」を組み込むことで、より現場に即した運用改善と意思決定をサポートする新しい形を目指します。

業務提携による主な連携内容

1. 地図を活用したデータ連携

クロスログとSCUELが手を組むことで、診療圏マップを自動生成する新機能が実現しました。医療機関や介護事業所のデータをもとに、自院を中心としたエリアでの他の医療事業者の位置を直感的に把握できるようになります。

この機能の活用例としては、未連携の事業所を見つけて連携を促進したり、営業活動の方針を見直したり、さらには新たな診療所の設立候補地を検討するための情報収集に役立てることが可能です。これにより、医療機関の立地戦略やサービス提供の最適化が図れます。

2. 在宅患者数データの実装

さらに、SCUELが保有する在宅患者数のデータもCrossLog Reportに実装されます。このデータには、訪問件数や平均診療期間、死亡数などの情報が含まれ、地域内での自院と他院の実績比較ができるようになります。このことにより、訪問医療の効率化や改善施策の立案が可能となります。

例えば、診療圏内での自院の訪問件数を他院と比べることで、訪問頻度の向上や患者の在宅期間といった指標のベンチマーキングが行えます。潜在患者数の把握に基づいて、チーム編成や訪問ルートの再設計も可能になるでしょう。