スタディスト、タイ市場に進出
株式会社スタディストが、タイ王国のNTT DATA(Thailand)と販売パートナーシップ契約を締結した。この契約により、スピーディに現地企業のニーズに応えることが期待されている。スタディストの主力製品であるクラウド型マニュアル作成システム「Teachme Biz」は、既に国内外で2,100社以上に導入され、特にタイを中心とした東南アジア市場での需要が急増中だ。この新たな展開がどのようにタイの企業の生産性を向上させるのか、詳しく見ていこう。
契約締結の背景
スタディストは、マニュアル作成の効率化を図るツール「Teachme Biz」を提供している。このシステムは手順書の作成時間を大幅に削減し、企業の人材育成や顧客満足度の向上にも寄与すると多くの成果が報告されている。さらに、タイでは高齢化が進んでおり、国際連合の予測によると2029年には人口がピークを迎え、その後は減少する見通しだ。このような状況において、企業の生産性向上は急務とされている。
特にNTTデータタイとの提携は、現地企業に対する「Teachme Biz」の販売を促進し、日系企業のタイ進出をサポートするための重要なステップである。このパートナーシップにより、現地の顧客の課題解決にスピーディに取り組むことができるようになる。
今後の展望
本契約を通じてNTTデータタイは、タイ国内の企業に対して「Teachme Biz」の販売が可能となり、スタディストとの緊密な連携により効果的なDXソリューションを提供する予定だ。今後は、2025年末までに10社、2029年末までには100社への導入を目指す。
「Teachme Biz」は、効果的なマニュアル作成をサポートするだけでなく、企業内部での情報共有や教育・研修にも貢献することから、その活用範囲は広がりを見せる。
Teachme Bizの魅力
「Teachme Biz」は月額59,800円(税別)から利用でき、その価格帯からも多くの企業に受け入れられている。デロイト トーマツ ミック経済研究所が発表した調査によると、このシステムは「動画マニュアル作成支援ツール市場」において全業種で売上金額シェアNo.1を獲得している。
このような成果から、引き続きスタディストは「Teachme Biz」の普及を進め、企業の生産性向上に貢献していく意向だ。現地のニーズに合わせたサービスの提供を通じて、タイ市場でのさらなる成長が期待される。
企業情報
以下は、スタディストとNTTデータタイの基本情報だ。これを熟知することで、両社のビジョンやサービス内容をより理解できるだろう。
所在地:東京都千代田区神田錦町1-6 住友商事錦町ビル9階
設立:2010年3月19日
代表者:鈴木悟史
資本金:10,320万円
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所在地:Ratchadapisek Road,Klongtoey, Klongtoey, Bangkok 10110, Thailand
設立:2007年4月2日
代表者:富岡展也
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今回のパートナーシップ契約が、スタディストとNTTデータタイの今後の展開にどのように寄与するのか、注目されるところだ。