整備工場向けセミナー開催、人材採用や業務効率化に関する情報が集結

整備工場向けセミナー＆ネットワーキングイベント開催

2025年9月22日、愛知県春日井市のウインクあいちにて、株式会社ナルネットコミュニケーションズが整備工場向けの「セミナー＆ネットワーキングイベント」を開催しました。本イベントは、経営者やアフターマーケット関連企業が集まり、技術や情報を共有し、連携を強化することを目的としており、特に整備工場が直面する人材採用や整備業務の効率化、設備投資に関する課題を取り上げました。

セミナーの内容

イベントは3つのセミナーで構成され、それぞれ異なるテーマが扱われました。

1. 人材採用

「外国人材採用の現状と定着支援の戦略」というタイトルのセミナーには、株式会社JJSの代表、松里優祐氏が登壇。外国人材採用の最新情報や実際の採用事例、採用後の定着支援に関する具体的なポイントが紹介されました。特に、外国人材が整備工場に求めるものや、効果的な定着支援の方法が取り上げられ、参加者からは多くの関心が寄せられました。

2. 業務効率化

次に、業務効率化に関するセミナーでは、株式会社インターサポートの南孝幸氏が登壇。「国産トップシェア『G-SCAN』をフル活用した整備業務効率化」をテーマに、G-SCANを導入した工場での活用事例や、アフターサポート体制、補助金の活用法が解説されました。また、実機の展示も行われ、参加者からの質問が相次ぎました。

3. 設備投資

最後に、設備投資に関するセミナーでは、当社の田中伸明が「整備工場における補助金活用の具体事例と成功のポイント」を発表。現在整備工場が利用できる最新の補助金情報や、採択率を上げるためのポイントが紹介され、参加者は興味深く耳を傾けていました。

イベントの背景

自動車整備業界は、技術の進化や設備投資の増加、人手不足など、さまざまな課題に直面しています。特に中小の整備工場にとっては資金面や人材面での制約が大きく、単独での対応が難しい状況です。そのため、本イベントは経営者同士の交流を促し、共に技術や情報を共有する機会を提供することを狙いとしています。

当社はこれまでの「車両メンテナンス管理事業」で得た知見を基に、全国約13,000ヶ所の整備工場ネットワークを活かし、今年3月から「モビノワ経営サポート」を開始しました。この取り組みは整備工場だけでなく、アフターマーケット企業の連携を強化するための重要な一環と位置づけています。

モビノワの紹介

「モビノワ」は、クルマのアフターマーケットに関連する情報をシェアするためのソーシャルメディアであり、EVや自動運転などの未来に向けた技術情報はもちろん、整備業界の人材育成や生産性向上についての情報も集約されているオープンなWEBサイトです。利用者が意見交換を行う場を提供し、業界全体の課題解決に向けて継続的なサポートを行っています。さらに、2025年3月に始まった「モビノワ経営サポート」というコンサルティング事業もあり、整備工場のヒアリングから施策実施までを支援します。

会社概要

株式会社ナルネットコミュニケーションズは、自動車メンテナンス事業を支えるためのコンサルテーションやビジネス・プロセス・アウトソーシングを提供しています。本社は愛知県春日井市にあり、資本金は76百万円、248人の社員が在籍しています。今後も、整備工場のネットワークを活かしながら新たなサービス展開を進め、業界のニーズに応える存在としての役割を果たしていくことでしょう。