ニューヨークでの注目の個展が開催!
物質調律家として知られる山崎タクマが、ニューヨーク・マンハッタンのギャラリー「The Loft」にて、2025年10月9日から個展「Industrial Artistry」を開催します。この展覧会では、彼の独自の視点から生まれた作品群が披露され、来場者に新たな感覚を提供します。
山崎タクマとは?
山崎氏は、元キヤノンのプロダクトデザイナーであり、同社で一眼レフカメラやデジタルカメラのデザインに従事していました。彼のデザイン哲学は、精密さと感情の融合に重きを置いており、特に物質の質感や形状、さらにはその存在する意味を追求しています。彼は自身の作品で「物質調律家(Matter Tuner)」という肩書きを掲げ、独自のアプローチで作品を制作しています。
展示内容について
本展では、国内外での受賞歴を誇る代表作に加え、新作プロジェクト「PromPlant(R)」のシリーズ《HeatBeat》が初めて米国で公開されます。《HeatBeat》は、彼自身の心臓音を解析した波形を用いて植物の姿を生成する特色を持っています。具体的には、これをシルクスクリーン技法で描いた絵画作品として展開します。
代表作品紹介
- - Bio-Vide(バイオ・バイド):養豚場や屠畜場のリサーチに基づき、物質感と生命感の融合を探求した作品。落ち葉などの自然素材を使用し、有生性を表現。
- - Sound of Drawing(サウンド・オブ・ドローイング):全盲の方との共同作業を経て生まれた、音を感じるための文具。視覚に頼らず創造的な行為を可能にします。
- - Anima-Code(アニマコード):死後に残るデータの未来を問う作品で、QRコードを用いた新しい形の「未来のお墓」を提案。
- - Humanoid Camera / HC-jizo(TM) #13:自律的な撮影を目指した彫刻作品。デザインには祈りと感情が込められています。
- - O3 Cosmic Memory(オスリー・コズミックメモリー):成層圏に到達したガス気球膜素材を使用した光の彫刻で、宇宙の記憶を表現しています。
特別協力企業
この展覧会の成功は、いくつかの企業によっても後押しされています。特に、宇宙遊覧技術を開発する株式会社岩谷技研や、航空宇宙部品を手掛けるSPACEAGENT、印刷技術を駆使するふつか印刷などが協力しています。これらの企業は、山崎の革新的な表現をサポートし、未来の技術とデザインの架け橋を築こうとしています。
展覧会情報
- - 展示タイトル:Industrial Artistry
- - アーティスト:山崎タクマ
- - 会期:2025年10月9日(木)12:00-20:00
- - 会場:The Loft, 532 W 25th Street, NY, 10001
この機会にぜひ、山崎タクマの物質に対する深い洞察と革新的なアプローチを体感してみてください。