新たなポリウレタン材料『PU-001』が3Dプリンタ配置を変える！

システムクリエイト、Lynxterの新材料を発表

株式会社システムクリエイトは、大阪府東大阪市に本社を構える企業で、製造業向けのソリューションを提供しています。このたび、同社が取り扱うLynxter社製3Dプリンター「S300X LIQ21 | LIQ11」専用の新たな材料が登場しました。それが高耐久性を誇るポリウレタン材料『PU-001』です。この材料は、特に産業用途において重要な役割を果たします。

ポリウレタン材料『PU-001』の特長

PU-001は、2液混合性で高い耐久性を持つポリウレタン材料で、LynxterのLIQ21ツールヘッドとの組み合わせで使用されます。72 Shore Aの硬さを持ち、耐引裂性や耐摩耗性に秀でており、クッション機能を持つ部品の造形に最適です。具体的な用途としては、緊急メンテナンスや補修部品、制振保護部品、柔軟性の高い形状の試作モデルなどが挙げられます。特に、PU-001は400%以上の破断伸び率を実現しており、UV耐性にも優れています。

これにより、産業の現場はさらに効率的かつ精度の高い製品の造形が可能になるでしょう。主な特性には、サポート材との互換性もあり、3Dプリンターでの使用が可能です。

専用サポート材『SUP-002』の重要性

また、PU-001と一緒に開発されたサポート材『SUP-002』も注目のアイテムです。このサポート材は、3Dプリント中に部品を支える役割を果たし、複雑な形状のパーツを造形する上で非常に重要になります。SUP-002は手で簡単に外すことができ、安全性にも優れており、肌に触れても無害です。しかも、廃棄も簡単、一般的な廃棄物として処理可能です。

Lynxter S300Xの技術

「Lynxter S300X LIQ21 | LIQ11」は、シリコーンおよびポリウレタン造形が可能な先進的な3Dプリンターです。液体積層造形（LAM）技術を採用し、異なる材料を自在に使えることから、複雑なモデルでも高い精度で再現できる点が魅力です。独自技術であるIDEX方式を用いて、部品の仕上がりも期待できます。

システムクリエイトのビジョン

システムクリエイトは、3Dプリンターやスキャナーなどのデジタルツールの導入支援と販売を行っています。また、CAD/CAMなどのソフトウェアに関する技術サポートやトレーニングも提供し、幅広いニーズに対応しています。これまでの蓄積したノウハウを元に、受託造形サービスも行なっており、製造業界において特に重要な役割を担っている企業です。

会社の代表である川上正義氏の元で、システムクリエイトは製造業の未来をより良くするための取り組みを続けています。新素材の登場や新技術の導入により、3D印刷の領域はこれからますます広がることでしょう。