部活動支援プラットフォームBUKATSUが北海道で始動！教員の負担軽減を目指す

新たなプラットフォーム「BUKATSU」の誕生

2021年10月10日、北海道で新しい部活動支援プラットフォーム【BUKATSU】が始まりました。このプログラムは、自治体向けに設計されており、学校の部活と地域のスポーツ指導者をマッチングすることを目指しています。現在、教員の時間外労働の大半が部活動に関連しているため、教員の負担軽減が急務となっています。競技指導の経験がない教員にとっては、適切な指導を行うことが難しく、そのために教員の疲労感や休日の確保が課題となっています。

日本のスポーツ庁は、これらの課題を解決するために、令和5年から段階的に地域にスポーツ指導を移行する方針を示しています。しかしながら、地方における支援者不足や様々な手続きの煩雑さが大きな壁となっており、現状では電話やFAX、書類など非効率な手続きが行われています。そこで、BUKATSUが登場しました。

BUKATSUの特徴と機能

BUKATSUは、部活動を指導する専門家とのつながりを作るためのプラットフォームです。主な特徴としては、以下が挙げられます：

- 学校の部活動と指導者を簡単にマッチング
- 指導者を地域や種目で検索可能
- すべての手続きをWEBで完結できるシステム
- 指導者同士のコミュニティ機能（チャットやスケジュール管理など）

これらの機能により、意欲的な指導者が学校とスムーズに結びつくことができます。これによって教員の負担が軽減されると同時に、学生たちには質の高い指導が提供されることが期待されています。

地域の課題解決に向けて

BUKATSUを運営する株式会社FORH BODY PERFORMANCEの森田代表取締役は、「学生たちが自分の好きな部活動に参加し、専門的な指導を受けることで充実した学生生活を送ってほしい」との思いを語っています。BUKATSUを通じて、道内での指導者登録を年内に増加させ、令和5年までに5000人を目指すとの目標も掲げられています。

また、道内には5万人未満の自治体が164あり、そのうち特に人口3000人未満の地域での指導者確保が重要視されています。地域ごとのニーズを考慮しながら、BUKATSUが地域のスポーツ指導者と学校を結ぶ架け橋としての役割を果たすことが期待されています。

株式会社FORH BODY PERFORMANCEの概要

BUKATSUの運営会社である株式会社FORH BODY PERFORMANCEは、北海道札幌市に本社を持ち、2016年に設立されました。スポーツ医科学に基づいたパフォーマンス向上のためのコンディショニング指導を行っており、地域のスポーツ振興にも注力しています。企業のウェブサイトでは、詳細な情報やサービス内容も提供されています。年内の指導者登録促進に向け、地域活性化を図ることを目指しているBUKATSUのさらなる発展が期待されます。