アドバンスト・メディア、AI音声認識ソリューションを新リリース
株式会社アドバンスト・メディアは、コンタクトセンター向けにAI音声認識を備えた「AmiVoice Communication Suite4.4」を発表しました。この新しいソリューションのリリースは3月上旬で、特に注目すべきは新たに追加された外部生成AIとの連携機能です。この機能により、業務の効率化が期待されています。
生成AIとの連携による業務の効率化
音声認識技術の進化に伴い、コンタクトセンター業界ではAIの活用が急増しています。しかし、複数のAIソリューションを併用する際に、画面の切り替えやコピーペーストを繰り返すことが非効率だという課題が浮き彫りになっていました。この「AmiVoice Communication Suite4.4」では、これまでの問題を解決するために、外部生成AIである「ChatGPT」や「Azure OpenAI Service」との連携を強化し、業務プロセスを大幅に改善します。
具体的には、通話内容の文字起こしを自動で行い、その情報を基に生成AIが要約を作成。さらに、顧客管理システム(CRM)に自動的にデータを反映させることで、オペレーターの負担を軽減します。特に、「AOI LLM for AmiVoice Communication Suite」というアドバンスト・メディア自社製の生成AIも利用可能で、さまざまなAIを用途に合わせて使い分けることができます。
新機能がもたらす具体的な利点
新機能のひとつとして、自動で資料や情報を表示するポップアップ機能を搭載。事前に登録されたキーワードに基づき、必要な情報がすぐに表示されます。さらに、SAML認証を導入することで、一度のログインで複数のサービスへのアクセスが可能となり、業務効率を向上させています。これにより、オペレーターは余計な手間をかけることなく、必要な情報を即座に得ることができるのです。
ユーザーの声を反映した進化
アドバンスト・メディアでは、ユーザーからのフィードバックを基に、今後も生成AIサービスの連携を拡充していく計画です。コンタクトセンター業務を進化させるこの新ソリューションが、より効率的で高品質な顧客サービスの実現へとつながることが期待されています。
まとめ
「AmiVoice Communication Suite4.4」は、最新のAI技術を活用したコンタクトセンターの課題解決に向けた強力なツールです。通話内容のテキスト化や要約管理に加え、シームレスなワークフローが構築できるこのソリューションは、今後の顧客サービスの標準となる可能性を秘めています。導入を検討する企業は、ぜひこの新しい機能を活用し、業務の効率化を図ってみてはいかがでしょうか。
詳しい情報やサービス内容については、
アドバンスト・メディアの公式サイトをご覧ください。