資本提携で新たな時代へ
2024年6月21日、東京都恵比寿を本社とする有限会社犬と生活が、静岡県焼津市の株式会社テイクオーバーと資本提携を結んだ。この提携により、両社は力を合わせてペット業界の革新に取り組む姿勢を強化していく。
有限会社犬と生活 - 文化を創出するペットブランド
犬と生活は1996年に設立され、欧米の犬具を直輸入して販売する小売店として初めての一歩を踏み出した。その後、卸業にも対応し、自社ブランドの製造へと進化を遂げた。2006年には、猫のためのアパレルブランド「猫の暮らし」を立ち上げるなど、ペットアパレルの分野で強い影響力を誇っている。このような背景から、犬と生活は「ペットにもお洋服を」という文化を根付かせ、ペットのファッションという新たなカテゴリーを提示してきた。
特に、犬と生活の自社ブランド品は、日常生活を彩るだけではなく、大切な瞬間を更に素敵に演出することを目指している。デザインや機能性、素材選び、丁寧な縫製、高い品質にこだわり、その信念は多くのペットオーナーやショップに支持されている。
株式会社テイクオーバー - M&Aで地域貢献
一方、株式会社テイクオーバーは、ペットや飲食業界を中心にM&Aを推進する企業であり、「価値ある事業をなくさない」という理念のもと、中小企業の存続をサポートしてきた。資本提携によって、テイクオーバーの知見やリソースが犬と生活に加わることで、互いに成長を促進する素地が生まれる。
未来へのビジョン
この提携によって、犬と生活は今後、従来のアパレル中心の製造販売から脱却し、より多角的な視点で「人と動物の生活を支える」企業へと進化していく。グループ企業である株式会社トーリーメイトとの連携を通じて、商品展開の幅を広げ、サービスの質を向上させることが期待される。
まとめ
犬と生活とテイクオーバーの資本提携は、両社の戦略的な進化を意味している。この提携がもたらす新たなアイデアや商品が、どのようにペット業界でのスタンダードを変えていくのか、今後の展開に注目を集める。