札幌で賃貸住宅取得
2021-06-24 13:36:31

Ascott Residence Trustが札幌で67億円の賃貸住宅を取得しポートフォリオ拡大

Ascott Residence Trustが札幌で賃貸住宅3物件を取得



シンガポール本社のAscott Residence Trust(ART)が、日本における賃貸住宅ポートフォリオの拡張に向けて、札幌市内の3つの物件を総額67億8千万円(約8520万シンガポールドル)で購入することが決定しました。今回取得した物件は、「シティコート北1条」、「ビッグパレス南5条」、「アルファスクエア北15条」と名付けられ、全て利害関係のない第三者からの取得です。

物件の詳細と特徴



「シティコート北1条」は、札幌市のビジネス中心に位置し、最寄りの札幌駅まで徒歩5分という立地が魅力です。この物件は2007年に竣工され、126戸の住戸を有し、賃貸可能面積は5,230平方メートルです。

「ビッグパレス南5条」は、すすきの駅から徒歩7分の場所にあり、利便性の高い設定が特徴です。竣工は2008年で、住戸数は158室、賃貸可能面積は7,519平方メートルです。

「アルファスクエア北15条」は、2020年に竣工した比較的新しい物件で、北13条東駅から徒歩5分の距離にあります。住戸数は127、賃貸可能面積は4,294平方メートルです。いずれの物件も駅近で、ビジネスエリアや商業・エンターテインメント施設へのアクセスが良好です。

ARTの戦略と市場動向



ARTの会長、ボブ・タン氏は、これらの物件の取得を通じて、低利回りから得た利益を高利回りの日本の賃貸住宅に再投資する意図を示しています。特に、コロナ禍の中でも、名古屋や東京よりも高い安定的な需要が見込まれる北海道の札幌市に注目しています。ARTの賃貸住宅の平均稼働率は96%であり、アクセスの良さが多くのオフィスワーカーや学生から需要を集めていると報告されています。

財務基盤と今後の展開



ARTは、新たに取得した3物件により、ポートフォリオが拡大し、国内での賃貸住宅物件は14物件に増えました。これにより、長期的な収入の安定性を向上させ、株主へリターンを最大化する狙いです。

ARTのCEOベー・シュウ・キム氏は、今回の取得により、コロナ禍からの回復を見越した賃貸市場の活性化につながると期待を寄せています。また、いずれの賃貸住宅も管理会社として株式会社ビッグサービスを予定しており、質の高い管理が提供されるという信頼感があります。

最後に



Ascott Residence Trustが日本で進めるポートフォリオの拡大は、賃貸住宅市場への影響だけでなく、地域経済や雇用にも寄与する可能性があります。「シティコート北1条」、「ビッグパレス南5条」、「アルファスクエア北15条」の取得は、単なる不動産取引にとどまらず、札幌市のさらなる成長を促す一因となるでしょう。今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
キャピタランド・ジャパン 株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-2-3丸の内仲通りビル6F
電話番号
03-5219-3033

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