性教育を通じて若者の心と体を守る取り組みが茂原市で実施されました

出前授業で性教育の重要性を学ぶ

千葉県茂原市にある本納中学校で、株式会社ファミワンと住友生命保険が協力した性教育の出前授業が行われました。この授業は、児童たちが持つ性に関する知識と理解を深めることを目的に企画され、心と体を守るための重要なテーマに焦点を当てました。

講師は公認心理師の戸田さん

授業の講師には、ファミワンに所属する公認心理師・臨床心理士の戸田さやかさんが招かれました。彼女は、プライベートパーツの重要性や、インターネットでの危険な事例について語り、「こんなときどうする？」という実際の事例を交えながら、他人との境界線を尊重することや同意の大切さについても紹介しました。

授業後の生徒たちの反応

授業が終わった後、参加した67名中60名がアンケートに回答しました。その結果、98.3％の生徒が内容を理解できたと応え、性に関する相談を避けていた生徒は39.8％から16.7％に減少しました。このデータは、この授業が生徒たちに正しい性の知識を提供し、自己および他者を尊重する理解を深める助けとなったことを示しています。

茂原市立本納中学校の職員からの評価

学校の教職員からも高く評価されました。「性や体に関する基本を教えるだけでなく、人権や自己防衛についても触れており、とても有意義でした。実際に起きた事例交えて講義を行い、生徒たちに身近な危険を認識する機会を提供してくれたことに感謝します」とのコメントも寄せられています。

生徒からの感想

出前授業に参加した生徒から寄せられたフィードバックにも、多くの反響が見られました。一部の生徒は、「知らなかったことを学べて良かった。今後はこれを考えながら生活していきたい」と述べ、また他の生徒は「ネットの使い方には気をつけるべきだ」との思いを表明しました。このように、授業が彼らの意識向上に寄与していることが感じられます。