美肌菌ドック始動
2015-05-18 15:24:08

世界初の皮膚常在菌検診「美肌菌ドック」が始動!健康的な肌を目指す新しい試み

皮膚常在菌検診「美肌菌ドック」がもたらす新たな美容ケアの時代


皮膚の悩みやトラブルを抱える現代人にとって、新たなアプローチが求められています。そんな中、株式会社クリニカルパスが開発した皮膚常在菌検診「美肌菌ドック」が、2023年6月1日から、東京都内の三つの医療機関で初めて提供されることになりました。この検診は、皮膚常在菌の量を測定し、肌質に応じた適切なスキンケアや化粧品の提案を行う、自由診療プログラムです。

「美肌菌ドック」の特徴


「美肌菌ドック」では、130以上の問診と21種類の検査を通じて、個人の肌質を詳細に解析します。検査には、株式会社メディビックが開発した世界初の皮膚常在菌量検査が利用され、ドイツのC+K社製の専用機器によって、肌に必要なケアが見えてくるのです。

原則として、検査は約1時間で完了し、その結果は約45日後に提供されます。もし、常在菌が少ないことが原因で乾燥肌やアレルギーなどの皮膚疾患が起きていると診断されれば、医師からの指導に基づき保険診療を受けることもできます。

増加する皮膚トラブル


消費者庁の発表によれば、特に皮膚障害は新たな危害情報の中で大きな割合を占めています。これを受けて、消費者が自分の肌質を正確に把握し、それに応じた適切な商品を選ぶ重要性がますます高まっています。「美肌菌ドック」はそのための有効な手段となり得るのです。

プログラムの普及へ向けた展望


株式会社クリニカルパスは、今後5年以内に全国の医療機関へのプログラムの拡大を計画しており、最終的には100か所での検診提供を目指しています。この新たな試みにより、全国の人々が自身の肌について学び、より良いケアを実践できることを期待しています。

さらに、「美肌菌ドック」は日本初の学会主導で開発されたプログラムであり、検診結果の匿名化や倫理的配慮がされています。これにより、データはITヘルスケア学会で管理され、広く研究に利用されます。

皮膚常在菌の意義


皮膚には常在菌が生活しており、肌の健康を保つために重要な要素です。特に「表皮ブドウ球菌」は、美肌菌として知られ、保湿に寄与します。一方で、悪玉菌も存在し、不均衡になることで肌トラブルを引き起こす可能性があります。

このような背景から見ても、「美肌菌ドック」は個々の肌状態を正確に把握し、適切なスキンケアを導くための新しいアプローチです。今後、この検診方法が広がることで、日本人の肌質標準値の確立や皮膚トラブルの軽減に寄与できることが期待されます。

ひとりひとりの肌質に合わせたケアができる時代が到来したのです。これからの美容業界において、皮膚常在菌検診がどのような影響を持つのか、見逃せない動きとなるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社クリニカルパス
住所
東京都杉並区上荻1-22-13304
電話番号

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