AIと住宅提案演習
2026-07-23 09:50:18

AIが施主の隠れた要望を理解!九州産業大学での住宅提案演習とは

AIで施主の本音を引き出す演習が行われる



2026年7月3日、福岡市の九州産業大学で、建築都市工学部住居・インテリア学科の学生を対象にした「施主の心を掴め」という住宅提案演習が実施されました。この演習では、AI技術を活用し、学生たちが施主の要望を超えた“隠れた本音”を理解する力を養うことが目的とされています。見逃されがちなニーズに迫ることを通じて、今後の住宅業界に必要なスキルが磨かれる場となりました。

演習の背景と目的



近年、AI技術が日々の業務に浸透し、住宅営業や設計現場ではAIを使用した新しい手法が取り入れられています。安心計画株式会社は、九州産業大学との産学連携プログラムを通じて、学生たちにAI時代の施主理解力を育成しようとしています。商談の録音データから施主の要望を自動的に抽出する機能を披露しつつ、AIがどのように提案へと結びつくのか、その実務を体感できる貴重な機会です。

実際、AIは施主の口には出されない想いを理解する手助けを行います。しかし、施主がすべての要望を言語化できないことも多いため、学生たちに求められるのは、表面的な要望を超えた深い理解です。この授業は、施主の心を読み取り、真のニーズを掘り下げる力を養成するための新しい試みであると言えるでしょう。

演習のプロセス



演習は100分間に及び、学生たちは「施主カード」に記載された表向きの要望と家族構成をもとに、施主の本音に迫る住宅プランを提案します。AI「タノモシカ」が事前に設定した隠れた要望に対して、選んだプランと提案理由を提出し、AIによる採点を受けるという流れになっています。

1. 施主カード提示
2. 学生による要望の背景推測
3. 住宅プランの選定
4. 提案をAIに提出
5. AIが評価しフィードバック
6. 教員による全体レビュー

このプロセスを通じて、学生たちは表向きの条件だけでなく、施主の背後に潜む心理やニーズを捉えようとするトレーニングを受け、実際の商談でも求められるいつもとは異なる視点を養っていくこととなります。

隠れた本音に迫った成功事例



特に注目されたのは、一年生の浦唯さんが提案したプランです。彼女は、施主カードに記載された「庭でBBQをしたい」という要望を、ただのスペースとして切り取るのではなく、子どもたちが安心して遊べるスペースへと展開しました。

高いウッドフェンスで囲まれた庭を提案することで、家庭での〈安全な時間〉を実現。彼女の提案は、AIから高得点を獲得し、100点の評価を得る結果に至りました。これは、施主の隠れた本音を捉え、実用的かつ感情的な理解につながる見事なアプローチだったと言えるでしょう。

学生たちの反応と今後の展望



演習後のアンケートでは、受講した学生全員が「今後役に立ちそう」と感じており、AIとの関わり方に対する前向きな変化があったことが示されています。「AIに仕事を奪われる」という先入観から、むしろAIを活用することで自分自身が成長できるとの気づきがあったとの声が多く寄せられました。

今後、安心計画株式会社では、住宅提案演習を発展させ、より実務に即した内容の授業を実施予定です。48名の学生たちが受けた授業内容は、今後の社会で求められる施主理解力やAIを活用する力をさらに深めることになるでしょう。

AI技術の進化を背景に、人間にしかできない共感力や深いコミュニケーションスキルがますます重要視される時代において、こうした新たな教育形式が果たす役割は極めて大きいと言えます。


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会社情報

会社名
安心計画株式会社
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前3-22-8 朝日生命博多駅前ビル
電話番号
092-475-1751

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