世界最高米による新たな健康食品の誕生
2021年より東洋ライス株式会社が新たに展開する「世界最高米」事業が注目されています。この事業の核となるのは、厳選された高品質の玄米です。その原料は、静岡県小山町で開催された「米・食味分析鑑定コンクール」国際大会で金賞を獲得したものの中から選ばれています。
最高品質を追求するプロセス
東洋ライスでは、国際総合部門で賞を受賞した玄米を基に、「酵素活性」「美味と生命力」にこだわり、福島県や岐阜県の厳選した玄米を認定しました。これらの米は、一般的な価格の約8倍である1kgあたり1900円で取り扱われており、特に選ばれた米が持つ独特の特性が評価されています。2021年6月からは、140g(1合分)×6袋入りの商品が1万800円で販売される予定で、昨年も500セットが完売しました。
認定生産者のご紹介
今回の「世界最高米」に認定された生産者は、福島県南会津郡の湯田裕樹さん(漢方無農薬栽培研究会)、岐阜県下呂市の河原一馬さん(農事組合法人かみはら山水農園)、岐阜県大野郡の大田剛之さん(大田ファーム)、静岡県御殿場市の高田哲夫さん(JA御殿場高根地区部農会)です。新型コロナウイルス感染症の影響により、認定式はオンラインで行われ、各生産者にはビデオレターで認定証が贈呈されました。
新商品「金芽米エキス」の開発
新たに発表された「金芽米エキス」は、玄米の栄養素を活用したサプリメントです。特に、ぬか層と胚乳の境界部、及び胚芽と胚乳の境界部に存在する栄養素を抽出し、3.5gで玄米ごはん5杯分に相当する栄養を摂取することができます。これにより、多忙な現代社会での食生活の中でも、手軽に栄養を補充できるアイテムとしての役割を果たすことが期待されています。
SDGsの観点からの取り組み
東洋ライスは、今後も「世界最高米」のプロジェクトを通じて、健康増進に寄与しつつ、食料自給率の向上や休耕地の削減、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。22年には「世界最高米」を基にした新商品として、200セット限定の発売を予定しており、社会のニーズに応じた製品を展開していく方針です。
会社概要
設立年: 1961年(昭和36年)
資本金: 1億円
事業内容: 金芽米の加工・販売、精米機器の開発など
本社所在地: 東京都中央区銀座5-10-13
問い合わせ電話番号: 03-3572-7550
公式サイト:
http://www.toyo-rice.jp/
「世界最高米」事業を通じて、日本の米とその品質への理解を深め、食文化の発展を目指す東洋ライスの挑戦に今後も注目したいと思います。