新たなレーザ測量
2019-07-01 15:01:08
ドローン活用による新しいレーザ測量サービスの登場
ドローン活用の新しい測量サービスが開幕
近年、公共インフラの老朽化が深刻な問題となり、必要な技術者の減少が進んでいます。測量業界でもその状況は変わらず、市場は8,000億円規模にもかかわらず、測量業を登録している企業数は過去15年で約2割も減少し、従事者の半数以上が50歳を超える高齢化が進行中です。これを受け、株式会社JIWはドローン技術を活用した新しい「Waymarkレーザ測量/復旧支援サービス」を開始し、業界の効率化に寄与することを目指しています。
災害地にも対応した新サービスの概要
この「Waymarkレーザ測量/復旧支援サービス」では、建設コンサルタントや有資格者による専門的な測量が行われ、特に災害地や急傾斜地など、難しい地形での計測が得意とされています。具体的なサービス内容は、計測プランの作成や基準点の設置、ドローンによる計測飛行、作成されたデータの整理(点群処理やオルソ写真など)に渡ります。
このサービスは全国各地で利用でき、料金は依頼内容に応じた個別見積もりが行われます。
主な特長
工期とコストの削減
ドローン測量は、従来の多角測量と比べ工期やコストを大幅に削減できることが魅力の一つです。特に人が立ち入れないような場所であってもドローンがあれば、難しい測量が実施可能です。
ワンストップサービスの提供
全国の19社のコンサルタントや測量士と提携し、迅速な対応ができる体制を築きました。測量から設計までの全てのプロセスをワンストップで実現することで、顧客には利便性を提供します。
データ比較で精度向上
新旧データを比較することができるため、復旧に必要な情報を効率的に収集できる点も大きな特徴です。JIWは解像度の高い全国の写真測量データを利用し、コスト削減と高精度の復旧査定を実現します。
今後の展開に期待
JIWは測量サービスに加え、設計や修繕計画の策定にまで業務を広げていく予定です。世界のレーザ測量市場が年率12%で成長すると予測される中、日本で培った技術を基盤に、国内外を問わず事業展開を図ります。「支える人を、支えたい」というビジョンの下、より良い社会を構築するため、取り組みを続けていくことでしょう。
今後、ドローン技術がインフラ維持にどのように寄与していくのか、その動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク
- 住所
- 東京都中央区銀座1-6-5銀座Bビル3階
- 電話番号
-
03-6264-4648