東京ドームシティに「enXross DAO」オープン
2025年12月15日、東京ドームシティ内に新たなエンタメテック拠点「enXross DAO」が誕生します。株式会社東京ドームが手掛けるこの共創型コワーキングスペースは、Web3、XR、AIといった最先端技術にフォーカスし、クリエイターやエンジニアが集う場を提供します。
「enXross DAO」の設立は、都市とテクノロジーが交わる場所を創出することを目指しています。この施設は、単に作業を行う空間ではなく、利用者が参加できる分散型自律組織(DAO)型の共創スペースとして機能する予定です。これにより、メンバーは共に新たな価値を創造し、エンターテインメント業界の未来を切り拓くことができます。
初期会員の選定
「enXross DAO」では、2025年9月に開催されたビジネスアイデアコンテスト「enXross AWARD 2025」で選ばれた優れたファイナリストを初期会員として迎え入れます。彼らは、未来のエンタメテック産業を共に築く仲間として、この新しい環境でさまざまなアイデアやプロジェクトをスタートさせることが期待されています。
特に注目すべきは、「コミュニティトークン」というデジタル会員証が導入される点です。これにより、メンバーは議決権を持ち、DAO内での意思決定に参加することが可能になります。この新たな取り組みを通じて、メンバーはただのユーザーではなく、共に成長していくパートナーとしての役割を果たすことになるでしょう。
定期イベントの開催
「enXross DAO」では、エンタメ関連企業やクリエイターとの交流を深めるためのイベントも定期的に行われます。セミナーやプロジェクト発表などを通じて、グローバルなネットワーキングを広げる機会が提供され、多様なバックグラウンドを持つメンバーたちが集うことで、さらなるイノベーションが期待されています。
オープニングイベントの情報
この新しい拠点のオープンを祝うイベントは、2026年1月20日に配信形式で開催されます。このイベントでは、特別ゲストとともに、東京ドームで繰り広げられるトークセッションが行われます。来場者は「エンタメテックの聖地」としての展望や新たな挑戦に対する意見を聞くことができる貴重なチャンスです。
アクセラレータープログラム
「enXross DAO」の初期会員は、URLより参加登録を行うことができ、2026年1月から始まるアクセラレータープログラムに参加できます。これは特にWeb3スタートアップ支援に特化したプログラムであり、参加者は実績のあるメンターからの指導を受けつつ、各自のビジネスプランを磨き上げる機会が与えられます。プログラムは約半年にわたり、参加者は東京ドームシティという立地を最大限に活かして、実地での検証やグローバルなネットワーク形成を図ります。
アクセラレーターのメンター
プログラムに参加するメンターとして、EmpireDAOの創設者であるマイク・フライエタ氏が登壇予定です。彼は、Web3の専門家としての知見を生かし、参加者が持つアイデアを具体化するためのサポートを行います。また、国際的に著名なスタートアップメンターであるパームジョット・バリア氏の指導も受けることが可能で、多くの企業を成功に導いてきた経験を元に、参加者にとって貴重なアドバイスが期待されます。
このように、「enXross DAO」は未来のエンタメテック業界を担う人たちのための共創の場として、2025年12月のオープンを待ち望む次第です。東京ドームシティがエンタメテックの中心地として発展することを心から期待しています。