株式会社fermataが139年の歴史を持つ宝山酒造を譲受
東京都中央区に本社を置く株式会社fermataが、155年の歴史を誇る宝山酒造の事業を譲り受け、新たに「たからやま醸造株式会社」を2024年10月30日に設立することが発表されました。この動きは、和食と日本酒の融合を提案し、地域文化を支えるための重要なステップとなります。
たからやま醸造の新たな挑戦
宝山酒造は新潟県新潟市に位置し、観光名所の弥彦神社近くにあります。年間約16,000人の訪問者を迎える中、これまで株式会社fermataのプライベートブランドとして日本酒を醸造してきました。しかし、2024年7月に経営が厳しくなり、破産手続きが開始され、事業の存続が危ぶまれていました。
このたびの事業譲渡は、宝山酒造の豊かな伝統を引き継ぎ、復興を目指す試みです。fermataはたからやま醸造として新たにスタートし、日本酒の継続的な提供を約束しています。これにより、伝統的な酒造りが新たな時代を迎えることになります。
日本酒オンラインショップのオープン
合わせて、たからやま醸造はオンラインショップも開設しました。このプラットフォームでは、全国の日本酒愛好者が楽に日本酒を購入することができる環境を整えています。特に、「Kura Master 2024」でプラチナ賞を受賞した「TAKARAYAMA米袋ラベル新之助」を取り扱い、それを含む魅力的な商品ラインアップを展開予定です。この機会に、たからやま醸造の日本酒の素晴らしさをぜひ体験してもらいたいですね。
たからやま醸造 オンラインショップはこちら
地域との連携と新店舗のオープン
さらなる展望として、たからやま醸造は地域の皆様や全国の日本酒ファンからの支援を募るために、支援購入サービス「Makuake」を通じて新たな挑戦を行います。また、2024年11月には9店舗目となる「和食日和おさけと 京橋」をオープンし、日本酒と和食の魅力を広める活動を続けていく予定です。この新しい店舗は、日本の食文化と酒文化の素晴らしさを多くの人々に知ってもらう役割を果たすことでしょう。
まとめ
株式会社fermataによる宝山酒造の事業譲渡は、単なる経営の移行ではなく、日本酒と和食の融合を通じて新たな文化を生み出す挑戦でもあります。これからのたからやま醸造の成長と進化に期待が寄せられる中、ぜひ皆様もその魅力を味わってみてください。