東海大学医学部付属病院とバイエル薬品、心リハを推進する新しい試み
2023年2月6日、神奈川県伊勢原市にある東海大学医学部付属病院と大阪に本社を置くバイエル薬品株式会社が共同で、新たな心臓リハビリテーション(以下、心リハ)の推進プロジェクトを発表しました。これは神奈川の心不全予防を含む健康寿命延伸を目的とした取り組みで、特に高齢者人口の増加が見込まれる中での重要な施策です。
K-HOPEプロジェクトとは?
このプロジェクトは「K-HOPEプロジェクト」と名づけられ、心リハに関する患者や医療従事者の関心や知識の向上を目指します。医療機関同士の連携を通じて、心リハの重要性を広め、実施施設の情報を提供するなどの活動を行うことが予定されています。具体的には、心リハ関連のマップや啓発資材を含む情報を発信していきます。
日本における心臓リハビリの現状
心リハは、心不全や心筋梗塞、狭心症などの患者さんが体力を回復し、快適な生活を取り戻すための複合的な支援プログラムです。日本では心臓病患者が増加している中でも、リハビリテーションの実施率は低いのが現状です。この状況を改善するために、東海大学医学部付属病院とバイエル薬品は、心リハの普及に取り組んでいくとしています。
医療界からの期待とコメント
本プロジェクトに参与する医療関係者は、この取り組みが心疾患患者の生活の質を向上させるだけでなく、再入院予防にもつながると考えています。東海大学医学部医学科内科学系循環器内科学の教授である伊苅裕二氏は、「心臓リハビリテーションは生活の質を向上させるための重要な施策であり、今回の連携がその普及に寄与することを期待しています」と述べています。
バイエル薬品の取り組み
バイエル薬品の早崎剛典氏は、「心不全は我々が重要視する疾患であり、心リハの普及に貢献できることを期待しています」と語ります。これにより、多くの患者がより良い予後を得られることを目指しているとのことです。
最後に
この両者の連携は、神奈川県に住む多くの心疾患患者にとって、大きな福音となることでしょう。K-HOPEプロジェクトを通じて、地域医療の充実とともに、患者の生活の質向上に資することを目指しています。今後の進展に期待が寄せられています。