RE100電力とTUN POWER、連携で新たな蓄電池事業展開
RE100電力株式会社は、台湾に本社を置くTUN POWER株式会社との間で系統用蓄電池設置工事請負契約を締結したことを発表しました。これは日本国内における再生可能エネルギーの普及と安定したエネルギー供給を目指す重要な一歩です。
提携の背景と目的
TUN POWER社が和歌山市で計画している系統用蓄電所は、2026年5月に運用開始を目指しています。このプロジェクトの中心的な役割を果たすのがRE100電力です。RE100電力は、需要供給調整市場やJEPX市場、容量市場におけるアグリゲーションを行い、収益の最大化を図るとのことです。さらに、グループ会社である日本エネルギー総合システム株式会社が開発や建設、保守管理の業務を担当します。
この新設される蓄電所は、国内でのエネルギー供給の安定化に寄与し、再生可能エネルギーの普及と拡大を促進すると期待されています。RE100電力は、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。
TUN POWER社の実績
TUN POWERは70年以上にわたって台湾における電力インフラ建設に携わっており、電線やケーブル技術の専門企業です。特に再生可能エネルギー関連の事業においては、AFC蓄電システムの構築を通じてその技術を用いたプロジェクトを積極的に進めています。この度の契約により、TUN POWERは日本国内での系統用蓄電池事業をさらに拡大することを目指しています。
事業の詳細
今回のプロジェクトにおける系統用蓄電所は、以下の概要となっています:
- - 所在地: 和歌山県和歌山市
- - AC容量: 1.99MW
- - DC容量: 8.128MW
- - 運用開始時期(予定): 2026年5月
この蓄電所は、需要が高まる再生可能エネルギーの供給を支える重要な役割を果たします。将来的には、蓄電技術が更に進化し、エネルギーの供給がより効率的になることが期待されています。
持続可能なエネルギー社会への貢献
RE100電力は、蓄電設設備を通じて再生可能エネルギーの更なる導入を支援し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。今後の脱炭素社会の実現に向けた取り組みが、民間企業間の連携を通じて進むことを期待しています。
会社概要
TUN POWER株式会社
- - 本社所在地: 台湾桃園市
- - 代表者: 林美伶
- - 設立日: 2025年4月
- - 資本金: 1,000万円
- - URL: tungreen.com
RE100電力株式会社
- - 本社所在地: 東京都中央区日本橋二丁目9番10号 L.Biz日本橋8階
- - 代表者: 小西雄大
- - 設立日: 2016年3月
- - 資本金: 3億7,500万円
- - URL: re100-denryoku.jp
今回の契約によって、RE100電力とTUN POWER社の連携がどのように日本のエネルギー市場に変革をもたらすのか、今後の動きに注目が集まります。