東京センチュリー株式会社は、2025年度に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)推進施策の一環として、新たに「体験型DX人材育成プログラム&コミュニティ」を開始しました。このプログラムの目的は、東京センチュリーグループ各社の業務を円滑に改善するためのDXリーダーを育成することと、グループ内の連携を深めることにあります。この施策では、全4回にわたる1Dayプログラムと、DXに特化したコミュニティへの参加が予定されており、合計で約80名の参加者をターゲットとしています。
最初のプログラムは5月29日にANAグループの協力を得て、ANAエンジンメンテナンスビルにて開催されました。ここでは、ANAが実施しているDX人材育成と組織変革プログラムを基に、東京センチュリーのdX戦略部門が特別にカスタマイズした実践的な研修が行われました。この研修を通じて参加者は、実際に業務改善に必要なスキルを習得し、最終的には各自の組織に戻って宣言したコミットメントの実現に向けて取り組むことになります。
さらに、9月には参加各社が集まるDXコミュニティが開催される予定で、そこで参加者同士での事例共有や交流の場が設けられます。このアプローチによって、継続的な情報の共有と相互支援に基づくコミュニティ形成が進むことでしょう。
東京センチュリーの「中期経営計画2027」には「TC Transformation(TCX)」という基本方針が掲げられており、DX推進のための全社横断的なタスクフォースも設立されています。企業全体のDXの進展を加速させると同時に、グループ会社間の連携を強化することで、顧客により高い価値を提供することを目指しているのです。
東京センチュリーは金融業界の中で多様なサービスを展開しており、その成長をこれまで以上に加速するための土台を整えていくことでしょう。様々な事業分野を持つこの企業は、国内リース、オートモビリティ、スペシャリティ、国際事業、環境インフラという5つのビジネスセグメントで社会課題の解決に貢献しています。
今回のDX育成プログラムは、東京センチュリーの柔軟な対応力や、業界をリードする姿勢を象徴しています。これにより、企業が次の時代の変革にどのように適応していくか、期待が高まります。今後もこのプログラムを通じて、東京センチュリーグループ全体の成長が促進されることを願っています。