Quest GlobalとBabcock International、海軍原子力部門の支援に向けた提携を強化

Quest GlobalとBabcock Internationalの提携拡大

2025年10月27日、シンガポールに本社を置く製品エンジニアリング・サービスのリーダー、Quest Globalが、英国の防衛企業Babcock Internationalとの協業の重要な進展を発表しました。これは、両社が3年前から行っているエンジニアリング・サービスの支援に基づき、今後さらに強固な関係を築くことを目的としています。

Quest Globalは、Babcock Internationalへのエンジニアリング支援に加え、海軍原子力部門や重要インフラプロジェクトにおける長期的な努力を強化し、信頼できる供給業者としての役割を果たします。

エンジニアリング人材への投資

この提携の一環として、Quest Globalは艦艇設計や電気配電、廃止措置に関する人材育成へも積極的に投資していく方針です。これにより、英国国内のエンジニアリング人材の強化が期待され、Growth Alliance Plymouthの戦略目標にも合致します。

Quest Global エグゼクティブ・プレジデント、ロブ・ヴァッター氏は、「両社の関係は、エンジニアリングの革新を促進し、英国の雇用や国家安全保障に貢献するための共通の野心を持つ証です。Babcock Internationalを支援し、地域の能力構築に寄与できることを誇りに思います」と語っています。

経験豊富なパートナーの役割

Quest Globalは、2023年7月の契約開始以来、すでにBabcock Internationalの海軍原子力部門にエンジニアリングサービスを提供してきました。今後も、インテリジェントな供給業者として機能し、Babcock Internationalがその重要業務に専念出来るようサポートを続けていきます。

Babcock Internationalの原子力エンジニアリング部門ディレクター、マーク・プリンス氏は「Quest Globalとの新たな協業段階は、当社のプロジェクトやエンジニアリング分野における信頼の証です。Quest Globalの取り組みが、当社の能力強化に寄与し、国益を守る使命への集中を高めることに繋がります」とコメントしています。

両社の協力関係の進展

Quest GlobalとBabcock Internationalの協力関係は、両者が目指す戦略的目標と業務遂行において確固たる連携を保っています。Quest Globalは、業界を超えた専門知識と革新への取り組みを通じて、Babcock Internationalにとって信頼のおけるパートナーとしての地位を確立し続けています。

Quest Globalの理念と業務

Quest Globalは、エンジニアリングサービスを提供する企業として、「What（何をするか）」だけでなくその背景にある「Why（なぜ行うのか）」に重きを置き、独自のアプローチをしています。25年以上にわたり、難解なエンジニアリング課題の解決に貢献しており、16カ国以上で93のグローバルデリバリーセンターを展開。2.1万人以上の熱意ある人材が、革新的な手法を用いて不可能を可能にするため努力しています。

幅広い業界において、航空宇宙、防衛、自動車、エネルギー、ハイテク、医療技術など、顧客のニーズに的確に応えるソリューションを提供します。

Babcock Internationalの役割

一方、Babcock Internationalは、英国や北米、オセアニアで防衛・原子力・航空宇宙エンジニアリングサービスを専門にしている企業です。同社は、英国国防省に対して複雑な資産やインフラの管理を行っており、海軍艦艇や潜水艦、防衛システムなどに対して全ライフサイクルにわたる技術サポートを提供しています。これにより、国家の安全に関わる重要なプロジェクトを支えているのです。