大阪・関西万博の未来を考える「EXPO PLL Talks」
2025年に開催予定の大阪・関西万博を見据えたイベント、EXPO PLL Talks が公式YouTubeチャンネルで公開収録されました。このシリーズは、アートの可能性を探るもので、今回のゲストは大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」計画の統括ディレクターを務める杉山央氏です。彼は新領域株式会社のCEOであり、アートとテクノロジーを融合させた独自のプロデュースが特徴です。
杉山氏のおかげで盛り上がる大阪・関西万博
杉山氏は、過去に「チームラボボーダレス」や「TOKYO NODE」といったプロジェクトに携わり、アートと都市の新たな関係を築いてきました。大阪・関西万博では、都市の記憶や人の対話をテーマにした新しいアート体験を数多く提案しています。これにより、万博が単なる展示の場ではなく、参加者が共に創造し、対話を楽しむ場としての役割を果たすことを目指しています。
EXPO PLL Talksの狙い
「EXPO PLL Talks」は、阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に沿ったコンセプトで進められています。このトークイベントは、大阪関西国際芸術祭との連動を意識しており、アートの新たな価値を探求する場となっています。モデレーターを務めるのは、アートローグ代表取締役の鈴木大輔氏。彼は多彩なゲストと共に様々な視点からアートとビジネスの新しい関係について対話を交わしています。
アートとビジネスの新たな接点
今回のトークでは、杉山氏がアートを「街の舞台」に仕掛ける意義や、都市空間と人々の関係性について語りました。彼はアーティストが自由に表現できる環境を作り出すために多大な努力をしています。特に、作品が展示される「場」自体がアートになるという考えを実践しており、観客とのインタラクションを重視した体験設計を行っています。
シグネチャーパビリオン「いのちのあかし」
杉山氏が関与するシグネチャーパビリオン「いのちのあかし」では、記憶を重視した設計がされています。新たな建物を建てるのではなく、廃校を再利用することで、過去の記憶を体験できるようになっています。このパビリオンでは、来場者がスクリーンを通じて知らない方との対話を体験するインスタレーションも導入されており、対話を通じて人間同士の繋がりを見出すことが目的です。
このような試みが、アートの新しい価値の創出につながると杉山氏は強調しています。彼の考えるアートは、ただの鑑賞の対象ではなく、参加者が関与し、共感し、対話を生むものです。
イベントの視聴方法
今回のEXPO PLL Talksの詳細は公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。興味がある方はぜひこちらからご覧ください。
視聴URL
まとめ
「EXPO PLL Talks」は、アートと社会の新たな接点を探っていく貴重な機会です。未来のアートに期待したい方は、今後のイベントに注目してみてはいかがでしょうか。