静岡県伊東市での観光活性化プロジェクトについて
日本出版販売株式会社(以下、日販)と株式会社シードが手を携え、静岡県伊東市に位置する門脇埼灯台を舞台にした観光活性化プロジェクトを開始しました。此の事業は、2025年度日本財団「海と灯台プロジェクト」の助成を受け、新たな海洋体験を通じて地域の魅力を引き出すことを目的としています。
プロジェクトの概要
この観光活性化事業は、「海と日本プロジェクト」の一環として実施されるもので、門脇埼灯台を中心に地域の海に関する歴史や記憶を掘り起こし、地域の企業や団体、異業種間での連携を強化します。プロジェクトの一環として、灯台自体だけでなく、伊東エリア全体を魅力的な観光地として形成していく計画が進行中です。
「ボイスフレンド」による音声コンテンツ体験
昨年度に実施されたイマーシブ音声コンテンツ「ボイスフレンド」の試験運用が好評を博し、特に体験者の94.1%が満足したというデータが示されています。このプロジェクトの大きな特徴は、灯台を舞台にした音声コンテンツが観光体験を豊かにするため、体験者が灯台の魅力を再発見できるきっかけとなっている点です。
2025年度の施策
2025年度には、以下の三つの主要取り組みが計画されています:
1.
観光周遊企画の本格展開
ストーリー性に富んだ音声体験を通じて、門脇埼灯台や伊東市内の観光情報を提供する有料プランを展開。また、多言語対応も図ることで、国際的な観光客の誘致を目指します。
2.
地域連携イベントの実施
伊東市の観光スポットにおいてPRイベントを行い、旅行系インフルエンサーを起用したプロモーション動画の制作も計画されています。このイベントを通じて門脇埼灯台の認知度を向上させます。
3.
コンテンツ制作における地域連携
地元の小中学生を対象とした「ボイスフレンド」コンテンツの制作体験も実施。地域文化の学びを深めてもらう目的で、灯台にちなんだ学びの映像コンテンツを制作することも視野に入れています。
未来への展望
本事業は、灯台利用の新たなモデルケースとして位置づけられ、最終的には全国屈指の灯台にまでその取り組みを広げることを目指します。そして、地域に根付いた持続可能な観光資源としての灯台の活用が期待されています。 イベントの常設化によって、一過性ではない地域価値の向上を目指します。
門脇埼灯台について
門脇埼灯台は、伊豆半島中部の東岸に位置し、美しい景観を楽しめるスポットとして知られています。初点灯から今に至るまで、訪れる人々に親しまれています。灯台内には展望台も設けられており、訪れる人々が絶景を楽しめる工夫がなされています。
公式サイトやYoutubeなどでの情報発信も積極的に行われており、観光客の増加が期待されています。
このプロジェクトを通じて、さらなる観光効果が生まれることを願っています。