大学スポーツ支援の新展開
2025-10-29 11:39:23

ベネッセ i-キャリアらが大学スポーツ学生支援で新たな一歩を踏み出す

ベネッセ i-キャリアと大学スポーツ協会の提携の意義



2023年10月、株式会社ベネッセ i-キャリアが一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)との間でパートナー契約を結びました。この契約は2025年10月から発効し、運動部に所属する大学生の就職活動を効果的に支援するための新しい試みです。

大学生活をスポーツと学問に捧げる運動部学生にとって、就活は非常に重要なテーマです。しかし、競技生活を通じて培った経験をうまく言葉にすることが出来ず、その能力を企業に正しく伝えるのは難しいという現実があります。さらに近年、就職活動が早期化する中、困難な状況にある学生が増加していることも無視できません。このような課題を解決するために、ベネッセ i-キャリアはUNIVASと手を組み、総合的な支援を提供することを目指しています。


具体的なプログラム内容



1. アセスメントテスト【GPS-Academic】の実施



このアセスメントテストは、UNIVASの公式ツールとして承認されたもので、問題を解決する力を測定します。運動部学生が持つ「思考力」「姿勢・態度」「経験」といった資質を可視化することで、社会に出る際に必要となる汎用的能力を示す手段となります。

2. 就活準備講座【dodaキャンパス】



この講座は大学1年生や2年生を対象に、自身の経験の棚卸しや自己理解を深めるための内容です。生成AIを活用したキャリア教育プラットフォーム「キャリアチュートリアル」を用いて、学生一人ひとりに合わせたキャリア講座が進められます。

3. 就活キャリアカウンセリング【doda 新卒エージェント】



運動部学生専用のキャリアアドバイザーによるサポートが提供され、学生の希望やアセスメント結果を基に企業と最適なマッチングが行われます。これにより、学生たちは自身にふさわしい職場を見つけやすくなります。


学生たちの成長を支える双方のビジョン



大学スポーツ協会の代表理事である福原 紀彦氏は、UNIVASが大学スポーツを通じて学生の成長を支援するために、ベネッセ i-キャリアとのパートナーシップを結ぶ意義を強調しました。その中で、大学スポーツの持つ社会的意義を高める取り組みを選んだ理由にも触れ、「彼らが社会に出た際に、その経験が役立つ人材に成長することを願っている」と述べています。

ベネッセ i-キャリアの社長である風間直樹氏は、大学や学生に寄り添ったサポートを通じて、「キャリアオーナーシップ」を育むことが重要だと考えています。キャリアオーナーシップとは、自身の価値観を理解し、挑戦する中で育まれる力です。この考えを基に、運動部学生の競技と学業、さらには将来のキャリアを両立できるよう支援することを約束しています。


ベネッセ i-キャリアのこれまでの歩み



株式会社ベネッセi-キャリアは、大学と共に学生の力を最大化することを目指して設立されました。教育支援と就職支援を統合的に行うことで、学生が自分を見いだせる職場と出会えるように支援しています。

同社は、全国の215大学で実施しているアセスメントツール「GPS-Academic」を通じて、学生の学びの成果を可視化し、効果的な教育環境の提供を目指しています。また、学生登録数が約104万3,000人を超える「dodaキャンパス」など、様々なサービスを展開しています。

この新たなパートナーシップにより、大学スポーツ学生の未来がさらに明るいものとなることが期待されています。互いの信頼と協力により、スポーツと学問の両立を図りながら、彼らの成長を支えるプログラムが遂行されることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ベネッセコーポレーション
住所
岡山県岡山市北区南方3-7-17
電話番号
086-225-1165

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