一条工務店・ALSOK・イオンが浜松市に新たなパートナーシップを結成

浜松市に誕生する「一条タウン西伊場」

静岡県浜松市で新たなる挑戦が始まろうとしています。株式会社一条工務店、綜合警備保障株式会社（ALSOK）、イオンリテール株式会社が共同で「一条タウン西伊場」という新しいタウンの開発に乗り出しました。このプロジェクトは、浜松市が推進する「浜松版スマートタウン開発」の一環であり、初のスマートタウン認証を受けたプロジェクトとして注目を集めています。

「美しいまちを次世代に遺す」

この新しいタウンでは、住宅、商業、子育て施設が複合的に開発され、ユニバーサルデザインと最新のテクノロジーが融合しています。プロジェクトのコンセプトは「美しいまちを次世代に遺す」であり、そのために災害に強く、環境に配慮したサスティナブルタウンの実現を目指しています。

美しい景観の確保

タウン内では、住宅エリアや商業エリア、子育て施設といった各エリアで計画的な緑化が行われ、全体で美しい街並みが形成されていきます。また、電線を地下に埋設することで、街の景観を保ちながら災害時の二次災害を防ぐ対策も講じられています。

環境への配慮

浜松ならではの利点として、年間日照時間が全国トップクラスであることを活かし、住宅には大容量の太陽光発電設備が設置されます。さらに、高気密・高断熱な住宅を推進し、省エネ性能の向上を図り、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）基準を達成する住宅を増やしていくことが目標です。商業エリアでは、特に「そよら浜松西伊場」などの大型店舗に太陽光発電設備が導入され、発電した電力を全店舗でシェアすることで再生可能エネルギーの活用を進めます。

未来の子どもたちへの啓発

タウン完成後は、単なる商業空間の提供ではなく、持続可能なコミュニティの構築にも力を注ぎます。特に、次世代を担う子どもたちへの環境意識の啓発に取り組み、「美しいまちを次世代に遺す」コンセプトを実現するための活動を展開していく予定です。

次世代のセキュリティシステム

また、ALSOKはこの新しいタウンにおいて次世代のセキュリティシステム開発に関する実証実験を行います。商業施設の警備計画に加えて、来訪者の安全性や効率性の向上を目指しています。AIを活用した高度な画像処理技術と広域監視システムを用いて、道路状況を解析し、タウンの安全を確保するためのデータを蓄積します。