ラスカ平塚が初めての子ども食堂を開催
2025年3月26日、特定非営利活動法人フードバンク湘南がラスカ平塚と協力し、待望の「らすかひらつかこども食堂」を開催しました。平塚市内の中心に位置するラスカ平塚は、JR平塚駅と直結した便利な立地で、地域に密着したさまざまな取り組みを展開しています。
料理を通じて心温まる体験を
この日の子ども食堂では、5階のレストランフロア「EATWO」のシェフが参加者たちを迎え入れる役割を果たしました。会場はやさしい音楽と落ち着いたインテリアに包まれ、参加した親子たちはリラックスして食事を楽しむことができました。シェフが用意した全7品のメニューには、多彩なデザートも盛り込まれ、ボリューム満点なプレートとなっていました。
食べきれない場合には持ち帰り用のフードパックが用意され、フードロスを恐れずに食事を楽しむことができました。この取り組みは、ラスカ平塚が目指すフードロス削減へ向けた重要な一歩でもあります。
フードバンクの理念と連携
子ども食堂の開催に至った背景には、フードバンク湘南の理念が大きく関与しています。2024年8月からは定期的にフードドライブ活動を実施し、集まった食品は全てフードバンク湘南に寄付される仕組みを築いています。これは、ひとり親家庭支援を行うフードバンク湘南の運動と合致し、地域の支援が必要な家庭や子どもたちに食材を提供することを目的としています。
楽しめる「食事」だけの空間ではない
当日は参加者にとってただの食事の場ではない、特別な体験となりました。フードドライブの成果として準備された食品は、持ち帰り用のフードパントリー形式で提供され、普段は廃棄される食材が新たな喜びに変わる瞬間を目の当たりにしました。訪れた子どもたちが笑顔でアイスクリームを選ぶ姿からは、活動の意義が伝わってきました。
今後の展望
第1回の子ども食堂に対する反応を受け、フードバンク湘南は今後、年間を通じて春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み中の計6回開催を予定しています。会場のキャパシティを考慮し、より多くの親子に参加してもらえるような工夫が重ねられています。
認定NPO法人フードバンク湘南の紹介
認定NPO法人フードバンク湘南は、2017年に設立され、食品ロス削減と貧困問題解決を目指す活動を展開しています。企業や農家、一般家庭からの食品寄贈を受け、必要な家庭や施設に無償で提供しています。地域社会全体の協力により、さらなる支援の輪を広げていくことを目指しています。
私たちの周囲には、まだまだ支援が必要な方々がいます。このような取り組みが広がり、地域全体で支え合える社会の実現を願っています。