東京科学大学教授が語る、名著『ムラブリ』とその魅力

名著『ムラブリ』を知るために

東京科学大学リベラルアーツ研究教育院の磯野真穂教授が音声教養メディアVOOXにて、新たなコンテンツを配信開始しました。その内容は、彼自身が選ぶ名著『ムラブリ』（著：伊藤雄馬）です。社会へと羽ばたく学生たちにとって、本との出会いがどれほどの価値を持つか、そしてその本選びの背景に迫ってみます。

1. 『あなたに渡す名著』とは

このシリーズは、日本を代表する大学の教授たちが学生たちに向けて、卒業の際に「もし一冊の本を渡すなら、どの本を選ぶか？」をテーマに語るものです。教授たちの独自の視点や思考に触れることで、参加者は本の本質を深く理解することができ、自体では気づかなかった考え方を学ぶことができます。

2. 社会へ向かう学生たちに

新たに社会人としての一歩を踏み出す学生たちにとって、どの本が役立つのか。その疑問に対して、名著『ムラブリ』は磯野教授から特に推薦されています。この本は希望と不安を併せ持つ学生たちに必要な知識や感情を与え、自己実現のための道しるべとなることでしょう。

3. 磯野教授のプロフィール

長野県安曇野市生まれの磯野教授は、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を卒業後、オレゴン州立大学にて学士編入。しかし、自然科学のアプローチに疑問を感じ、文化人類学へと専攻を変更しました。修士号を取得後、早稲田大学で博士号を取り、国際医療福祉大学大学院の准教授を経て現在に至ります。彼の人類学者としての背景は、文学や文化に対する深い理解をもたらしています。