チェジュ航空、大阪-仁川線を一日7便に増便し利便性向上

チェジュ航空、大阪-仁川線を増便で便の観光需要に応える

韓国の格安航空会社であるチェジュ航空は、2024年に向けて日本と韓国間の旅行者にさらなる利便性を提供するため、大阪発・仁川行きの路線を増便することを発表しました。これにより、この路線は日韓を結ぶ航空会社の中で最も運航便数が多くなります。

大阪-仁川線、運航便数を大幅増加

当初、大阪-仁川線は一日4便の運航でした。しかし、10月26日からスタートする冬期スケジュールに合わせて3便を追加し、最大7便の運航体制に拡大します。この増便は、日本から韓国への旅行需要の高まりを受けたもので、昨年は日本人旅行者約47万人がチェジュ航空を利用して韓国を訪れ、そのうち約13万9千人が関西国際空港からのフライトを利用していました。

日本人会員の利用状況

チェジュ航空の調査によると、日本人会員の中で、2年間に5回以上搭乗する「シルバープラス会員」の22.9％、15回以上搭乗する「ゴールド会員」の29.2％が大阪路線を利用していることが明らかになりました。このデータは、業界での人気路線の実情を反映しています。

韓国の旅行者意向

さらに、韓国側の統計によると、2024年に訪日する日本人旅行者の再訪率はなんと72.5％に達しています。旅に出かける方の44.7％が4回以上日本を訪れているという結果が示されています。一方、日本政府観光局によると、昨年は881万7,765人の韓国人が日本を訪れ、その77.9％が2024年中に2回以上の旅行を計画しており、大阪を訪れる割合は32.7％に及びます。

今後の展望

チェジュ航空は、仁川や金浦、金海など韓国の主要なハブ空港から大阪を結ぶ便を用意し、今回の増便によりスケジュールの選択肢が大幅に拡充されます。関係者は、「仁川-大阪線は日韓双方の旅行者にとって人気の高い路線であり、増便によってより多様なスケジュールが提供できることになります。今後も路線拡大と旅客利便性の向上を目指し、我々のポジションを強固にしていく」と述べました。

このように、チェジュ航空の取り組みは、日韓間の旅行需要を後押しし、双方の観光業に良い影響を与えることが期待されています。