店舗で育てた野菜
2021-01-20 10:00:08
アジア初!店舗で育てたハーブと野菜が東京都内に登場
アジア初の試み、インファームが東京都内に登場
次世代型屋内垂直農法を展開するインファームが、ついにアジア初となる試みを東京で開始しました。東京都渋谷区に本社を構えるこの企業は、店内で育てられた新鮮なハーブや野菜を、東京都内のスーパーマーケット3店舗で販売することに乗り出しています。
株式会社インファームの背景
インファームは、2013年に設立され、高効率な垂直農法と最新のIoT技術を駆使して、持続可能で透明性の高い食品供給システムを構築しています。都市に居住する人々のために、新鮮な農作物を自ら栽培することを目指しており、これまでに世界中の10カ国30都市でそのビジネスを展開してきました。
店内で育てたハーブが登場
販売がスタートしたのは、紀ノ国屋インターナショナル(青山店)、Daily Table KINOKUNIYA 西荻窪駅店、そしてサミットストア五反野店の3店舗です。紀ノ国屋では、バリエーション豊かなハーブ、イタリアンパセリやミントを取り揃えています。その一方で、Daily Tableでは、栄養価の高い葉物野菜をミックスし、異なる特性を持つ「サラダブースター」を提供。サミットストアでは、クリスタルレタスと共に、イタリアンバジルやパクチーを展開しています。
新鮮な野菜の活用法
インファームで栽培されたハーブや野菜は、普段の料理に活用するのはもちろん、そのままサラダに加えたり、様々な料理のアレンジに役立てることができます。さらに、スタッフが定期的に訪れた際に根付きのまま収穫し、新しい苗を植えるため、輸送距離が短縮され、新鮮な状態で届けられるのです。購入後は、根を浸した水を用意することで、生き生きとした状態を保つことができるのも大きなポイントです。
食品安全と廃棄物削減への取り組み
インファームは、グローバルGAP認証を取得した水耕栽培事業者として、HACCPシステムに基づく最優良な農産物の生産と配送を実現しています。また、店内と近隣地域での農作物の栽培を通じて、食品廃棄物の削減に貢献します。生産地から消費地までの物流が短縮されることで、本来捨てられるはずだった農産物が最大限に活かされ、食品ロスの問題にも立ち向かっています。
サステナビリティに向けた取り組み
インファームは、土壌を使わずに99.5%も土地を節約し、95%の水を節約し続けています。化学農薬を一切使用せず、毎月500,000本以上の新鮮なハーブと野菜を収穫することに成功。これまでに4,000万リットルの水と50,000平方メートルの土地を削減する実績もあります。
今後の展開に期待
インファームは、今後も首都圏内での複数の店舗展開を計画中です。まだ始まったばかりのこのプロジェクトが、東京都内の食文化にどのような影響を与えるのか、多くの人々が注目しています。テクノロジーと自然の融合によるシステムが、もたらす新しい食の体験をぜひ楽しんでみてください。
会社情報
- 会社名
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Infarm – Indoor Urban Farming Japan 株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-24-12
- 電話番号
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