神戸市外国語大学、ニューヨークでの模擬国連大会で最優秀賞を受賞

存在感を示した神戸市外国語大学の学生たち

2022年4月、神戸市外国語大学から14名の学生がニューヨークで開催された模擬国連世界大会に参加しました。この大会は、世界最大の規模を誇る模擬国連活動の一環であり、毎年春にニューヨークで行われています。

大会には、3000人を超える学生が参加し、合計114の大学や高等教育機関が集まりました。総力を結集したこのイベントでは、ウクライナからの参加者もあり、彼らの現状に関する発表が行われました。

国際的な舞台での挑戦

神戸市外国語大学の学生たちは、ドイツの学生と協力しパキスタンの大使として21の国際会議に参加。さらに、3名が国連総会、国際原子力機関、国連児童基金の議長を務めました。また、国連社会開発委員会では1名が理事補佐として運営にも携わり、国際問題に対する理解を深めています。

名誉ある賞の獲得

大会で神戸市外国語大学は、参加者の上位5%のみに与えられる「Outstanding Delegation Award（最優秀大使団賞）」を受賞しました。さらに、国連平和構築委員会や国連教育科学文化機関などの議場で優れた政策を提案し、「Position Paper Award（政策提案文書優秀賞）」も獲得しました。このような成果は、学生たちの努力と国際的な視野を証明するものです。

模擬国連神戸大会の開催

神戸市外国語大学は、2016年に日本初となる模擬国連世界大会を神戸で開催しました。2022年11月には、再度ホスト校となり、6年ぶりに大会が行われる予定です。

模擬国連の活動を通じて、学生たちは英語力やコミュニケーション能力の向上だけでなく、国際的な視野を広げています。

模擬国連とは

模擬国連は、国連での会議を模した教育活動であり、参加者は各国の代表として役割を果たします。議論を通じて国際問題への理解を深め、交渉力や語学力などの総合的な能力を向上させることが目指されます。

神戸市外国語大学でも、模擬国連のコミュニケーション能力を高めるための授業が開講されており、学生たちは毎年大会に参加し、貴重な経験を積んでいます。