進化したONLYOFFICEプラグインでMoodleの利用がさらに便利に
Ascensio Systems Pte. Ltd(シンガポール)は、教育関連のプラットフォームであるMoodleに向けたONLYOFFICEプラグインの最新のアップデートを発表しました。このアップデートでは、PDFフォームの作成と編集、サーバ設定の改善、クラウドサービスへの接続、新機能の追加が行われ、Moodleユーザーにとって一層魅力的な選択肢となっています。
PDF編集機能の強化
ONLYOFFICE Docsのバージョン8.1では、PDFエディタが導入され、ユーザーは一般的なフォーマットでインタラクティブな操作が可能になりました。これにより、Moodleユーザーは以下のような豊富なテキスト編集機能を利用できます:
- - テキストの編集や追加
- - ページの追加、回転、削除
- - 表や図形、テキストボックスなどの挿入および調整
この機能の導入により、PDFフォームの作成に際して新たな可能性が広がりました。ユーザーは、PDFフォーマットで直接フォームを作成できるため、これまでに比べて効率的で簡便にフォーム作成を行えます。
PDFフォームの作成
新たにONLYOFFICEエディターは完全にPDFフォームに対応しました。これにより、ユーザーはDOCXFフォーマットを使用することなく、PDFフォーマットで直接フォームを作成・編集できるようになりました。入力フィールドを簡単に追加できることで、さまざまな情報を収集するためのカスタマイズが可能になっています。チェックボックスやドロップダウンリストなど、多様なフィールドを作成し、特定のニーズに合わせて設定を調整することができます。
ONLYOFFICE Docsクラウド接続
さらに、ONLYOFFICE Documentプラグインのバージョン6.0では、クラウドサービスとの連携機能も導入されています。この機能により、サーバー版をインストールしなくてもONLYOFFICE Docsを利用することが可能になり、システムのセットアップやメンテナンスが大幅に簡素化されます。Moodle管理者は、クラウドアカウントのURLを設定するだけで利用開始できる簡便さが魅力です。
証明書検証機能とサーバ設定の向上
更新されたプラグインでは、自己署名証明書を無視するオプションもサポートされており、これによってMoodleプラグインは手動で設定を変更することなくドキュメントサーバへ接続できます。管理者は設定画面でチェックボックスをチェックするだけで、証明書検証をバイパスすることができ、接続の安定性が向上します。
また、新バージョンでは内部アドレスの高度なサーバー設定が可能になり、ネットワークの構成に応じてサーバ間の通信をさらに正確に制御できるようになりました。
課題提出におけるプラグインのアップデート
加えて、ONLYOFFICE Assign Submissionもバージョン2.2.0にアップデートされました。この新機能により、PDFフォームの提出と記入がスムーズに行えるようになり、教師がPDF形式での課題を設定し、学生がどのデバイスからでもタスクを完了できることを可能にしました。
まとめ
今回のONLYOFFICEプラグインのアップデートにより、Moodleユーザーはこれまで以上に快適で効率的な学習環境を享受できるようになります。文書の作成や編集がより直感的に行えるようになることで、教育現場での活用が期待されています。ONLYOFFICEは、技術の進化と共に、教育の現場における使いやすさと効率性を追求していく姿勢を示しています。