スリランカ 張美味しい紅茶に出会う旅
概要
国際協力NGOパルシックが主催する「美味しい紅茶の旅」が2026年にスリランカ南部デニヤヤで開催されます。このスタディツアーは、フェアトレードの観点から有機紅茶の生産現場を訪れ、小規模農家と交流する機会を提供します。代表理事の伊藤淳子氏が率いるパルシックは、この地域で2011年から紅茶生産者の支援を行っており、現在では100世帯以上の農家が有機栽培に取り組んでいます。
ツアーの目的
このツアーは、ただ観光するだけでなく、持続可能な生産方法やフェアトレードの重要性を理解するための体験が盛り込まれています。参加者は農家の自宅に宿泊し、紅茶摘みや料理体験、専門家によるティーテイスティングを行います。また、自然と人々の生活がどのように結びついているのかを深く学ぶことができます。
地域の特徴
デニヤヤはルフナエリアと呼ばれる紅茶の名産地で、有名なウバやヌワラエリヤとは異なり、多くの農民が家族単位で作業を行い、地域の環境にも配慮した農業が行われています。シンハラージャ環境保護区に隣接するこの地は、独特の生物多様性を保ちながら質の高い紅茶を生産しています。
気候変動への取り組み
しかし最近、気候変動の影響で天候が不安定になり、豪雨や干ばつが発生しています。これにより、生産量が減少し、農家は厳しい状況に直面していますが、彼らは有機栽培を貫き、持続可能な地域社会を築こうと奮闘しています。
フェアトレードの意義
パルシックが推進するフェアトレードは、ただ商品を購買するのではなく、その背景にある人々の暮らしや環境問題を意識することで、より良い社会を目指すものです。このツアーを通じて、参加者は日常の購買行動がもたらす影響を実感し、持続可能な消費を考えるきっかけとなります。
ツアー詳細
- - 期間: 2026年1月31日(土)~2月7日(土)
- - 旅行代金: 286,000円(往復航空運賃、宿泊費、食費など含む)
- - 定員: 10名
- - 申込締切: 2025年11月25日(火)
参加者の皆さんには、習得した知識と体験を持ち帰り、日常生活に活かしていただくことを期待しています。また、スリランカの豊かな自然に触れながら、地域の農業とその未来について深く考える時間を共有しましょう。さらに詳しい情報や申込み方法は、パルシックの公式ウェブサイトをご覧ください。